『シリア戦を戦うのはこの選手達!〜水野晃樹(千葉)〜』
明日はシリア戦。
私の注目は、ペルー戦でも活躍した水野の使い方です。
この前、失礼にも「水野は攻守において少し中途半端」と書きましたけれど、オシム監督はさすがでした。
(私なんかがブログを書いていること自体、失礼極まりのないことなんですけど…。)
水野の背後には守備が上手くオーバーラップも出来るサイドバックを置き、その分水野を若干中央よりでプレーさせ、前にはスペースを作り(この時は1トップ)、中盤にはパサーを置く。
これによって水野はゴール前に飛び出さざるを得なくなります。
個人的には、こっちの水野の方が好きです。
中盤では1タッチで簡単にはたき、積極的なゴールに向かってのドリブルやゴール前への飛び出しを見せてくれました。
私がJリーグ開幕前に今期のジェフに関しての展望を書いたとき、「水野をエキストラキッカーとするのはどうなんだろう」と悩んだのは、このためです。
スピードのある飛び出しやドリブルはチャンスメーカーとしては十分だけれど、エキストラキッカーとはまた違うんじゃないかと…。
確かに水野は単純に右サイドに張っておけば、質の高いクロスでエキストラキッカーのような動きも出来るかもしれませんが、まだ若いのだしもっと自分から動き出して、ボールを呼び込むような選手になって欲しいと思ったからです。
鹿島戦ではDFが後ろでボールを回している時に、スペースに飛び出そうとするプレーも何度か見せていましたし、いい方向で成長しているのではないでしょうか。
シリア戦でもそういったプレーをどんどん見せて欲しいと思います。
一方で水本に関してはさほど心配していません。
たまにあるクリアミスに関しては、もっと減らして欲しいなと思いますけど。