西部謙司氏「中村俊輔のチャンスは一度?」

 オシム監督が俊輔をどのように起用するかについて、西部さんが取り上げています。


最初から中村を特別扱いすることはないだろう。他の選手と同じように相手をマークしながら攻撃する、そういう動きを要求するはずだ。
 これが第一の起用方法。



第二の起用法はロナウジーニョリケルメのように、中村を少しだけ特別扱いすることだ。中村の特徴であるチャンスメークの能力を生かすために、守備の負担を軽減する。
 しかし、これは今はまだないだろうとのこと。


 ただし…。


オシム監督は全員攻撃全員守備を強調してきたが、それは理想であって、どこかで現実と折り合うことになる。
 いつかは理想と折り合うことになり、俊輔を特別扱いする時も来るのではないかと仰っています。




 しかし、本当にそういう時が来るんでしょうか。
 いつまでも理想を追い求めることがオシム監督の言うリスクチャレンジであり、野望であり、モチベーションでもあるはずです。


 少なくともアジアレベルなら(こう書くと誤解されるかもしれませんけど)、理想を目差しつつも結果を残せるだけの力量のある監督だと私は思っています。
 となってくると、問題はW杯やその準備段階でどうするかということになってくると思うのですが、W杯まで行けば、大舞台だからこそストイックに結果を求めるのではなく、理想を目差し「世界に驚きを与えたいんだ」という話しになってくるのではないでしょうか。







 …と、いうことで、私は西部さんの仰られる第二の起用法は、例え俊輔だろうと松井だろうとないのではないかと思っています。
 ですから、まずはオシム監督の求める守備が出来るかどうかが、ポイントになってくるのではないでしょうか。
 まぁ守備は例え頑張ったとしても、上手く連携が取れず1人だけチームから浮いちゃう、なんて可能性もあるわけですが…。クルプニのように(笑)



 ってか、アジアカップで海外組を呼ぶんですかね?