<a href=http://wsp.sponichi.co.jp/column/archives/2006/12/post_646.html target=new>欧州組を呼ばなかったメリット</a>

 散々、代表に関してめちゃくちゃな記事を書いていたスポニチの東京運動部内藤氏。
 今回の記事はだいぶまともな記事なので、取り上げたいとも思います。
 いい時はいいって言わないと、ただのクレーマーになっちゃしますからね(笑)



 全般的には同意できる部分の多いコラムなんだけれど、最後に気になる部分が…。


07年の初戦となる3月の韓国戦はAマッチデー。ここで欧州組の合流が予想されている。06年は若葉マークの選手ばかりで“B代表”と揶揄(やゆ)されることもあったが、いよいよ真のオシムジャパンの姿が見られることになる。

 スポーツ紙が散々騒いでいる「韓国戦では海外組みを呼ぶ」という話しだけれど、私は呼ぶ可能性は低いに近いんじゃないかと思っています。
 「Aマッチーデーだから呼ぶだろう」とかいう話になっているけど、オシム監督が今まで呼ばなかったのはそんなことは関係なかったはずです。



12時間以上かけて試合の数日前に日本に戻り、1試合をこなしてとんぼ返り。当然、体調がいいはずもなく、それがきっかけでベンチに戻るのは本人にも所属クラブにももちろん、代表にも良くない。じっくり腰を据えてシーズンを戦い、レギュラーをつかめば、わずかな試合数しかないAマッチをこなすよりもよほど力を伸ばすことができる。中田浩以外にも中村、高原、稲本らがポジションを守っているのは決して偶然ではない。

 12時間以上かけて戻ってこなければいけないのは、Aマッチデーだろうとなかろうと同じなわけで、若干日程的には楽かもしれないけれど、どちらのケースも大差はないはずです。


 それに、3月に海外組を呼ぶメリットもわかりません。
 アジア大会でも、海外組を呼ぶ可能性が低いと私は思っています。
 アジア大会までに海外組の選手を呼べる機会は韓国戦くらいで、それ以外はほとんどない呼べない状況ですし、オシム監督は少しずつチームを作り上げていく監督なため、急に来ていきなり試合に出れるようなサッカーではありません。
 もし強引に選手を呼んで海外組を使わなかったら、納得しない人達もたくさんいるでしょうし。


 それならば、3月の韓国戦では国内組の連携を高める機会として利用すると考えた方が、自然なんじゃないでしょうか。



 オシム監督が海外組を呼ぶのなら、早くてもアジア大会以降だと思うし、2008年以内に海外組を招集しなくても、驚くことでは全くないと思っています。