レッドブル・ザルツブルク、2月にレッズを呼んでBullsCupを開催

 さっそくきましたねぇ。
 本来、こういった多少なりともお金目を当てにしている移籍騒動の場合、それをなるべく隠そうとすることが多いですが、逆に隠さず一気に宣伝して名前を売ってしまおうというのが、実にレッドブル“らしい”作戦だと思います。








 今までのこういったケースだと、F1だろうとサッカーだろうと、選手をバックアップするスポンサーを狙って選手を獲得するチームが多かったわけです。
 そのためスポンサーへの“ウケ”がいいように、「あくまでも今回の移籍は選手の実力で選んだものであり、お金目当てではありませんよ」という方向に出来るだけもって行きます。


 しかし、レッドブルの場合、今回の狙いはスポンサーではなく、あくまでも日本での自社製品の販売促進が目標となります。
 そのため、どこかに媚を売る必要性もなく、まずは自社の名前を思いっきり前面に出すことで、日本国内で知名度を高めようとしているのでしょう。
 宮本、三都主という日本でも知名度の高い選手を…しかも一気に2人も獲得し、露骨に日本市場にアピールしているのも、そういったバックボーンがあるからだと思います。



 流石は「レッドブルとアルコールを一緒に飲むと危険である」という噂が流れたことで、逆に商品が売れてしまったという過去を持つメーカーですね。
 元々は日本の栄養ドリンクのパクリだったわけだし、マーケティングだけで、こんなにも大きな企業(というか商品)になってしまうのも、珍しいパターンだと思います。
 でも、スポーツマネジメントもやらせたら上手いから、評判はさほど悪くないようですが…。










 宮本や三都主は年齢的にも、今回が最後のチャンスだったかもしれませんので、2人のチャレンジには応援したいと思います。
 けれど、これが例えば阿部だったり、ジェフの選手だったりしたら、個人的には絶対に反対していたと思いますけどね。


 もちろん、国内移籍と比べてしまうと、話は違ってきますが。