スポニチ『千葉と遺恨マッチ 我那覇「見返す」』
スポニチはジェフのスポンサーなはずのに、記事のメインは川崎、ジェフはサブ扱いになっています。
しかも次は、ジェフがホームなんですけどねぇ…。
いつも通り号外モドキを配れば、それでOKだと思ってるんでしょうか。
千葉と遺恨マッチ 我那覇「見返す」 ← メインタイトル
川崎の日本代表FW我那覇が20日のナビスコ杯準決勝での千葉(アウエー)との遺恨試合に闘志を燃やした。前回3日の対戦(2-2)は代表の中東遠征で出場しなかった我那覇だが、試合終了後に“乱闘事件”がぼっ発し大荒れだったことは承知している。準決勝の公開ドローイングではMF山岸から「相性がいい相手で悪いイメージはない」と言われており、いずれも面白くない。中2日の試合になるが「ナメられているので見返してやりたい。絶対に勝ちたい」と目を見開いていた。
≪ホームで勝つ!≫ ← サブタイトル
千葉が5連敗中のホームで川崎を退治する。第1戦で2-2と引き分け。第2戦で負ければ連覇の夢がついえる。相手の分析ビデオを45分間見た後は、攻撃と守備に分かれて川崎対策の練習を徹底した。主将のMF阿部は「次のステージへ進むことも大事だけど、とにかくホームで勝ちたい。激しくプレーしたい」と気合十分。「ロッテからパワーをもらいました」とアマル監督就任後、1度も勝っていないホームでの勝利を誓った。
半年くらい前は甲府でしたが、最近では川崎ばかりが、取り上げられていますね。
ずんぶんと、マスコミは移り変わりが激しいようで。
両チームともいいチームで、少ない予算でこつこつとやってきたという点では共感がもてます。
けれど、結果の出ていないチームの中にも、頑張ってやっているいいチームはもっとあるはずです。
「チームの勢いにマスコミが便乗することは、絶対に良くないことだ」とまでは言いません。
でも、勢いなんて、やっぱり長くは続かないんですよね。
あれだけ強かったマリノスや鹿島、磐田だって、近年は苦戦してるじゃないですか。
その部分を無視するかのように今強いチームばかり追いかけていては、いつまでたっても日本のマスコミはサッカーの本質には近づけないんじゃないでしょうか。
サッカーのいい部分ばかり見るのは楽だし、そっちの方が面白いだろうから、そういったサッカーの見方もアリなのかもしれません。でも、サッカーってそれだけじゃない。
サッカーを見ていて「幸せだ」と思う人より、「辛いな」って思う人の方が多いんじゃないでしょうか(笑)
そのあたりをもっと、クローズアップして欲しいですね。
残念なのは、このような便乗した書き方をしているのは、一般のマスコミだけでなく、所謂サッカージャーナリストもその中に含まれているということ。
「チームに勢いがあり、好調なのは何か要因があるはずだ」と、取材したがるのはわかります。
そして、そこには何らかの「チームが好調となった答え」があるのかもしれません。
でも、いいチームにいい要素があるのは、ある意味で当然です。
見つけるのも、簡単なことでしょう。
しかし、「好調だから」といってそのチームの取材に向かったとしても、その頃にはもう「好調な要因が何か」については、広く知れ渡っているんじゃないでしょうか。
要するに“新たな発見”は、既にそこにはほとんどない可能性が高いのです。
それよりも「ピンチをどうチャンスに変換するか」という取材をもっとして欲しいし、今は駄目でもこのチームはこんな取り組みをしているとか、逆に勝っているチームに「ここは大丈夫なのか」と疑問を投げかけるとか、そういった“記事の変化”がもっとつけられないものでしょうか。
そして、そのような新たな発見や、何らかの変化こそが、ユーザーの求めるものだと思うのですが…。
とりあえず、スポニチにはまともな記事をかけるようになってから、フクアリで号外モドキを配ってください。
明日の更新はお休みの予定です。