<a href=http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/jtoto/column/200608/at00010319.html target=new>犬の生活「典型的な日本の試合(?)」</a>
梶山がらみの2失点もそうだが、最後の1点も徳永がクロスを送ったサイドで、2対3の劣勢になっていた。結局、どの局面でも千葉は走り負けていたことになる。
確かにトータルの運動量で考えれば勝っていたのかもしれない。
けど、数的優位を相手に作られているんだから、運動量では勝っていても、結果的に走り負けていたんだと思います。
わかりにくいい方ですけど、言い方ですけど。
例えば、FC東京戦の場合、早い段階で2点取ってしまったことで、中盤のラインとDFラインがずるずる下がってしまいました。
そうなると、当然中盤が間延びしてコンパクトなサッカーが出来なくなる。コンパクトじゃないと、その分無駄な部分で運動量が求められる。
だから、1人1人がどれだけ頑張って走って運動量で相手に勝っても、相手に走り勝つことは出来ない。
でもそれはジェフ側の責任。
要するに効率の問題、考えて走るサッカーができていないということになります。
やっぱりジェフは、走り勝たなきゃいけないチームなんだと、最近改めて思うのです。
確かにFC東京相手に、圧倒的に走り負けたとは思いません。見る人によっては、決して走り負けてはいなかったという人もいるでしょう。
でも、ジェフというチームは、「圧倒的に走りで勝つサッカー」をしていかなければいけないと私は思うし、そこは何を犠牲にしても譲ってはいけないんじゃないかなと思うんですよね。
それがFC東京戦では出来ていませんでした。
いや、本当はまだ「走り勝つサッカー=ジェフのサッカー」にはなりきっていないのかもしれません。
現状では、まだ「イビチャ・オシムのサッカー=走り勝つサッカー」であって。
でも、私はその方向で行くべきだと思うし、そこを追求していくべきなんじゃないかなと思うのです。
走り勝てなかった原因は色々あるでしょう。正直、選手達も厳しい状態だと思います。
でも、今さら20日の試合の前には戻れない、ということだけははっきりしています。
だから、今回のことはいい意味で忘れて、開き直って次節に臨んでほしいですよね。
ズルズルいってしまうのだけは、避けなければ。
何度も同じことを言うようだけど、私はテクニックの面やフィジカルの部分は、ジェフにあまり求めていません。
勝敗も重要ですが、胆略的に結果だけを求めるだけでは、サッカーってつまらないと思うんですよね。
「勝者のメンタリティ」を語って選手や監督を批判するのは簡単ですけど、何を持って勝者なのかというのも実は難しい問題です。
個人技のごり押しサッカーや、ベタ引きのサッカーを目差せば、結果は簡単に出るかもしれない。
でもそれで得れるものって、なんなんでしょうね。