<a href=http://sportsnavi.yahoo.co.jp/soccer/japan/kaiken/200607/at00009971.html target=new>川淵氏、サポーターへの謝罪はなし</a>

 結局、最後まで川淵氏からジェフサポーターへの謝罪の言葉は、一言もありませんでした。
 今まで、田嶋氏が間接的に謝ってきたことはあります。しかし、それもきちんとしたコメントではなく、囲み取材においての言葉で、しかもマスコミを通したものです。
 協会はクラブに謝罪文を送り、安い慰謝料を払っておしまいだと考えているのかもしれませんが、今回の件で傷ついたサポーターへは言葉すらありません。


 ジェフサポーターは日本サッカー界のトップである川淵氏に侮辱され、軽視されたと言っていいでしょう。


 これはジェフサポーターに限った問題ではありません。
 JFAがオシム監督を日本代表監督に選んだ理由を、明確に説明しない限り、「偶然ジェフにいい監督がいたから、奪っていった」だけであり、他のJリーグの監督が代表に強奪されても、おかしくはないのです。


 それを踏まえて考えると、今回の件で川淵氏は「ジェフサポーターを侮辱し、軽視した」というより、「Jリーグのサポーターを軽視している」といった方が、正しいのかもしれません。



 またSOCCER UNDERGROUND BLOGさんのこの記事によると、産経新聞のアンケートで実に93%の方が「日本サッカー協会の幹部を一新すべきだ」と答えています。
 アンケートの方法が不明瞭だったりするところはあるけど、それにしても93%という結果は大差だし、一般のサッカーファンの意見として考えていいでしょう。
 それなのにも関わらず、JFAでは何の揉め事もなく、すんなりと川淵氏の再選が決まってしまいました。


 こうなると、もうJFAはJリーグのサポーターだけでなく、一般のサッカーファンまで無視して、川淵氏を擁護していることになります。
 もう一度、JFAは誰が日本サッカー界を支えているかを考えるべきです。大切なのは、スポンサーなのか、独裁者なのか、サッカーファンやサポーターなのかを。
 確かにコアなサッカーファンやサポーターがいなくても、日本代表の国内での試合は満席になるし視聴率は取れるのかもしれません。
 しかし、実際に日本のサッカーを支えているのは、Jリーグや代表のサポーターなはず。それだけは、これからも変わらないはずです。


 ならばサポーターの意見を聞くべきでしょう。
 そして、川淵氏は素直に、今回の件の責任を取って、辞任すべきです。



川淵「その反面、ジェフ千葉の関係者、特にサポーターの皆さんには心配や、あるいは納得のいかない面もあるかと思いますけれども、オシム監督を日本代表チームに送り出して本当に良かったと思える日が早く来ることは間違いないと思っています」

 私は、あなたが辞めるまで「オシム監督を送り出して良かったと思える日」は来ないと思っているし、それ以外の納得できる形は一切ありません。





 ということで、UGさんにトラックバックを送ってみました。
 しかし、同列に語ってはいけないのだけれど、オシム監督からのサポータージェの言葉も、結局なかったですね。
 オシム監督らしいといえばそうなんだけど、オシム監督からのコメントさえあれば、無理なことでも納得しようと思えばできたと思うのに…。
 何を言っても言い訳になるから、ということなのかなぁ。