オシム監督、結論は千葉との話し合い後に
田嶋委員長との交渉後のオシム監督のインタビューをテレビで見ていたのですが、オシム監督は思った以上に乗り気のようですね。
オシム監督ならば当然、今の日本代表の環境が非常に悪いこと(ユース年代の育成が出来ていない、商業面ばかりが先行している、マスコミのレベルが低いなど)もわかっているでしょう。
そして川淵が例の“失言”をし、その後もジェフのことなど全く考えていないようなコメントを出していることや、今回のようにあえてオーストリアの実家にマスコミを引き寄せるような田嶋委員長の行動なども、把握している上で本気で悩んでいるんでしょう。
オシム監督は自分ひとりで、JFAの改革をしようとしているのかもしれません。あるいは、こういった状況で代表監督就任を断っても、結局はジェフに迷惑がかかるから、それならば日本サッカー界のために代表監督に…と考えているのでしょうか。
と、なれば、あとは本当にジェフと監督の問題です。
オシム監督は自分がいなくなっても、ジェフは大丈夫だと思っているのかもしれませんが、私はそうは思いません。
これが契約を満了しているのなら、話しは別です。契約が満了した状況でオシム監督が契約延長を望まなくても、それは予測の範囲内。
しかし今回の突然の川淵の発言には、フロントも困惑しているように見えます。ということは、後任の監督やスタッフなどをフロントは考えていなかったということになる…。
アマル・オシムがいる?じゃあ、イビチャ・オシム監督の代わりをアマルがするとして、アマルコーチの変わりはどうしろというんですか?アマルは優秀なコーチなんですよ?他にどこからアマルほどの優秀なコーチを探して来いと?
それに2人のタイプは異なります。オシム監督が選手と一歩も二歩も離れて接するのに対して、アマルコーチはフレンドリーに接するタイプ。
だからこそ、練習を見ても、バランスが上手く取れているように見えていたのに…。
それに通訳の間瀬さん、オシム監督を慕ってきたであろうヤンコーチの動向も気になります。
選手もそうです。去年在籍したポペスクもそうだったように、ハースも、クルプニも、ストヤノフも、ジェフに入団した理由として、オシム監督がいたからというところが、少なからず影響していたと思われます。
日本人選手の中にも、そういった考えを持っている選手が少なからずいるはずです。
それほどの監督なんです。選手流出が仮に防げたとしても、突然の監督の退団は、少なからず選手達に影響が出てくるでしょう。
それと、サポーターの気持ち。ジェフは今リーグ戦も、ナビスコも、これから始まるA3も、本気で優勝が狙える位置だと思っています。
特にA3では、オシム監督率いるジェフが、アジアでどこまでやれるのかとても楽しみにしていました。
クルプニもフィットしてきたし、若手も育ってきて中断明けまで好調だったため、今年こそはという気持ちがあったのに…。
関係者の体調も気になります。私もそうだけど、寝れない人、今回の件ですんごい悩んでいる人、たくさんいると思うんですよね。
マスコミや、サッカーを知らない芸能人までごごちゃごちゃと騒ぎ立て、無神経な発言ばかりしています。
これで偉そうに「社会を知った」風に話しをしているんだから、笑っちゃいますよ。