日本代表 1-0 エクアドル代表

 広島戦では写真の大旗と共に、阿部コール、巻コールをしたのですが、エクアドル戦では願いかなわず…といった感じでしたね。
 巻は試合に出れたから、まだ良かったほうですね。見せ場こそあまりありませんでしたが、懸命に走り、寿人の寿人らしいポイントで合わせる素晴らしいゴールが決まったときも、きちんとファーサイドを走り相手DFを引き寄せていました。
 しかし、阿部は試合に出ることもできず…。この件で阿部が悩んでいるのなら、ジーコ監督に今後の試合に出すつもりがあるかどうかを聞いて、ないようなら代表を今後辞退することも考えたほうがいいのかもしれません。
 邪道な考えかもしれませんが、そのほうが阿部のためにも代表のためにもなるのではないでしょうか。ファンとしては、これ以上苦しむ阿部を見たくない…。ジーコ監督は阿部が悩んでいることすら、気づいていないのかもしれませんが。


 試合の方はエクアドルのコンディションが良くなかったため、課題の守備に関してあまり見ることが出来なかったのが残念です。
 玉田にキレが戻ってきたのは嬉しいことだけど、以前から玉田の課題はゴールまで勝負できるか、最後まで持っていけるか、得点を決められるかだと思っているので、見事にその課題が浮き彫りになったといった感じでした。
 久保は思っていた以上にコンディションが悪かったですね。前線でキープも出来ないし(元々そんなタイプの選手ではないのだけれど)、運動量も少なく、この試合では見る点はなかったように思います。
 アレックスの調子が上向きなのはいい収穫でしたが、彼も課題は押し込まれたときどう対応するかですので(守備だけでなく押し込まれたときの攻撃参加も課題)、なんともいえませんね。
 一番の懸念材料である、守備面もなかなか見る機会はなかったのですが、相変わらずDFラインと中盤との間にぽっかりと穴が出来た時間帯があったり、日本が攻め込んでいるときに中盤がイケイケになって帰りが遅くなったりという場面もあったので(要するにカウンターへの対応が出来ていない)、お世辞にも守備が良かったとは言えなかったと思います。