<a href=http://www.jsgoal.jp/news/00031000/00031123.html target=new>ナビスコカップ 千葉 2-1 広島</a>

 やっと今期初勝利を目にすることが出来ました。いい試合をしても勝つと負けるとでは気持ちの面でやっぱり大違い。帰りの道も短く感じます。
 広島はまだまだチーム作りが出来ていないように見えました。


ハーフタイムのコメント
オシム監督「立ち上がりの20分はよかった。それ以外は何もしていない」

 このように監督が語っているのですが、むしろ広島の試合の入り方があまりにも悪かった。監督は敢えてそうはいわないんでしょうが。4バックの3ラインで試合に臨むのなら10人全員が前線からきちっとプレスをかけ、コンパクトなサッカーをしなければいけないはずなのですが、ジェフの選手たちの流動的な動きに対応できず中盤が混乱していました。
 試合開始2分後に羽生が得点しジェフのおせおせムードだったのでしたが、それも前半20分過ぎまで。広島の戸田が積極的にDFラインや前線に声をかけ、チームを混乱から救ったといった感じを受けました。
 そしてその後広島は前半42分に若い柏木から森崎和に交代し、流れを持っていきます。今までいなかったボールを散らせる選手が入ったことで、全体が活き活きし始めます。
 流れは広島のまま後半開始。今度はジェフの守備陣に集中力の欠如が見られ、開始直後に失点してしまいました。
 しかしその後の広島には、疲れもあったのか徐々に運動力が低下しジェフペースに。森崎浩が後半33分に交代する頃には、完全に攻めるジェフ、守る広島といった感じでした。
 広島も何とか守っていましたが、後半36分に佐藤勇人が混戦から落ち着いてシュートをねじ込み、勝ち越し。やっとホームで初勝利となりました。


 懸念されていた1トップでしたが、相手が4バックの3ラインだったことがジェフにとっては良かったのかもしれません。今まで1トップがうまくいかなかったのは、中盤とFWの距離が長くなりすぎるのが主な原因でしたが、4バックの3ラインが相手だと相手の中盤は2枚のみですから、ジェフの中盤の選手がFWのフォローに入りやすい状況にありました。また、羽生がほぼFWの位置につけていたのも良かったのかもしれません。1トップが機能したとまではいえませんが、まずまずの出来でした。


 ジェフサポーターにとっては山岸のFWが何年ぶりかに見られたことが、この試合の最大の見所だったのではないでしょうか。
 ジェフユースではFWとして活躍。Jユースカップは得点王にもなりFWとして期待されていたのですが、その後は度重なる怪我とコンバートで練習でもFWはほとんどやっていませんでした。
 まさか公式戦でそれが見れる日が来るとは…。まさにナビスコならではのサプライズでした。


 写真は広島戦で買ったキーホルダーです。