第12回ちばぎんカップ 千葉 2-0 柏

GK1  立石智紀
DF24 結城耕造
DF5  ストヤノフ
DF3  斎藤大輔
MF16 山岸智
MF7  佐藤勇人
MF15 中島浩司
MF2 坂本將貴
MF22 羽生直剛
MF8 水野晃樹
FW10 ハース


GK30 岡本昌弘
DF26 藤田義明
MF20 工藤浩平
MF23 楽山孝志
FW33 川淵勇祐
FW11 要田勇一
FW28 堀川恭平


 スタメンは工藤ではなく、水野でした。しかし予想の範囲内。工藤は90分持たないと判断されたのでしょう。この課題がどうにかなればね…。
 驚きだったのは、川淵と堀川のベンチ入り。工藤、要田、楽山、藤田のベンチ入りは大方の予想どおりだったのですが、残り2人は水本(怪我をしたという噂あり)と伊藤あたりかと思っていました。2年目の2人を選んだのは実力を評価してということもあるのでしょうが、いまだトップチームでの出場機会のない2人に刺激を与えることと、若手を選んだことでサブ組にも危機感をもってもらうことなどが考えられます。これがチーム全体にいい影響を与えるといいのですね。


 さて、試合の方は2-0での勝利となりました。しかし試合開始当初は押されっぱなし。相手の激しいプレスにあい、攻撃すら間々ならない状況でした。
 ジェフは昨年からストヤノフを中心にビルドアップをしているため、相手が前線から激しいプレスをしてきてストヤノフをマークされると攻撃が上手く始まらないことがよくあります。
 この問題は阿部の復帰によって少しは解消されるでしょうが、ボランチからのビルドアップや時にはロングボールで巻にあわせるなどしてビルドアップのバリエーションを増やしてしないと、この試合の前半のように今シーズンはビルドアップに苦しむ可能性があるかもしれません。
 後半からは徐々に相手のペースが下がってきたため、中盤が自由に動けるようになりました。前半は押され気味だったのでトリプルボランチの3人が下がり過ぎて攻撃に参加できませんでしたが、後半は運動量も増え坂本が積極的に上がっていきます。その坂本が1ゴール1アシスト。MVPを獲得する活躍を見せることになりました。ボランチが得点に絡む、実にジェフらしい展開といえるかもしれません。


 懸念されていた通り選手の体が重かったのですが、前半は粘って後半勝負という狙い通りのゲーム運びとなったことは評価できるのではないでしょうか。
 巻がいないため前線が薄く攻撃は厳しい状況でしたが、山岸を中心にサイドチェンジを積極的に行うことで、相手の薄い場所を狙い撃ちするサッカーが出来ていたように思います。今日の山岸は前線への飛び出しもあり、非常に出来がよかったように思います。あとはフィニッシュですね。
 ディフェンス面も時折マークがずれたり集中力を欠いていたところもありましたが、粘り強い守備が出来ていたのではないでしょうか。
 しかし全体的にミスが多いのは相変わらず。レイソルのプレスが強かったことで、危ない場面でのパスミスも目立っていたし、ここはまだ課題の1つですね。また、相変わらずですがラストパスの精度にも問題があるように感じますね。クルプニと阿部が入ればまた違うでしょうが、つないでいくサッカーをするにはもう少しパスの精度をあげていかないと。


 試合後はオシム監督の積極的なコメントを見れて、今年もやる気満々だなと嬉しくなりました。新加入選手は少ないですが、少ない中でもチームを昨年以上の出来に仕上げていこうという意気込みが感じられます。
 ちなみにこの試合の観客動員数は10,458人。寒い中、思ったよりは入ったけれど、ここからシーズンに入ってどこまで伸びてくるかどうか。


2/19(日)13:02/フクアリ/10,458人
千葉 2-0 柏
得点:後半4分坂本(千葉)、後半43分ハース(千葉)


2/19(日)14:00キックオフ/ヤマハ/8,169人
磐田 0-0 清水


2/19(日)14:00/西京極/7,192人
京都 0-2 C大阪
得点:前半18分西澤(C大阪)、後半3分西澤(C大阪

 とりあえず幸先はいいようです。