J1第27節 千葉 2-2 横浜FM

 行ってきましたフクダ電子アリーナ。やっぱりサッカー専用スタジアムはすごい(といっても今年はラグビーの試合も予定されているらしい)!上手くはいえないけど、臨場感はもちろん、何よりも選手の一体感というのが全然違いますね。選手が喜べば喜べばこっちも一緒になって喜べるし、選手が落ち込めばこっちも胸が苦しくなる…そう、見事に杮落としの日に、その両方を体感することになってしまったわけです(笑)


 でも試合ではその一体感が逆に上手くいかなかったようで…。一見さんが多いせいか(現に私の周りには巻と阿部しか知らないような人も多かったようで)、あと2分+ロスタイムもあるのに、どうもスタジアム全体がもう勝ったかような喜び方をしていたんですよね。私は一緒に来ていた人に「まだ時間はあるから油断しちゃいけない」と言っていたんですが、案の定…。
 この試合は負けに等しい引き分けだったでしょう。それは帰宅中のマリノスサポーターの明るさとジェフサポーターの暗さをみても明らかでした(笑)
 そしてなによりも、キャプテンである阿部の落胆の仕方がそれを物語っていました。阿部はこの試合でも決して悪いプレーをしていなし、先制点を決める活躍だったのにあの凹みぶり(試合後のやべっちFCの取材の時もすごく暗かったですね)。しかしそれが逆にサポーターには嬉しかったりして。
 阿部は本当にこの試合を重要視していて、もちろん勝つつもりでいたんでしょう。実力的にも、メンタル面でもやっぱり今のジェフは阿部のチームなんですね。名実ともに。そしてその阿部自身も、このチームを支えていこうという気持ちが今年から少しずつ見えているように思います。
 しかし坂本いわく「阿部が落ち込めばチーム全体も落ち込んでしまう」だそうなので、引きずらないようにしたいですね。オシム監督もいっている通り、選手のパフォーマンスはそれほど悪くはなかったのですから。むしろマリノスの粘りがすごかったし、一点目はどうしようもなかったものです(なんであれで10位なんだろう)。
 とにかく最後の気の抜けたミスはいただけないですが、次の試合に引きずらないよう頑張って欲しいのですね。
 しかし今日は阿部の気持ちの部分が見れて、それだけでも非常に嬉しかった。こんな選手がジェフにいることが誇らしくも思います。ジェフはオシムだけじゃない。