東アジア選手権 北朝鮮代表 1-0 日本代表

　プレシーズンマッチに出ていた選手はコンディションに問題が出るのではないかと前にいったけれど、プレシーズンマッチに関係なくコンディションが悪い選手が多かったようです。しかし残念なのは監督が練習でコンディションの良し悪しを元に、スタメン選手を選べていないことでしょうか。
　ただこの敗戦もこの大会をどう捉えているかで違います。ファンやマスコミはまずは結果を求めますが、もしかしたら協会やスタッフは今大会はチームが若返りヴァージョンアップするための大会であるため、結果は問わないと思っているかもしれません。まぁどちらの見方でももちろん負けは良くないけれど。
　もし仮に協会やスタッフがそう思っているのならば私もこの結果に関しては多くは言いません。しかし本当にこの大会がチームの戦力アップのためのものならば、次の試合こそは頭から若い新戦力を使って欲しいし、積極的に交代枠を起用して欲しいと思います。もし積極的な采配が振るえないのなら、元々この時期にアジアの国と戦うこと自体おかしなスケジューリングなのだから、本当に無駄な大会になってしまいます。
　巻や田中達也を使ったことは評価できますが、タイミングはかなり遅いものだったし、個人的には前線よりも先に中盤を変えて欲しかった（マンチェスター・U戦ですべてを出し切り疲れ果てていた本山ではなく）。しかしそれに関してもあと2試合。内容的にはあれだけサイドを警戒されていたのにも関わらず、サイドを（しかも1人で)無理やりでもこじ開けようとしたり中盤の運動量の問題があったりしたけれど、深くは突っ込みません。とにかくあと2試合でジーコも、腰の抜けた試合をしてしまった数選手も挽回して見せて欲しい。