EL GOLAZOの浦和率

「またレッズかぁ。まぁ今回はエメルソンの電撃移籍があったから仕方ないにせよ、いい加減にして欲しいよな。別にレッズが嫌いなわけじゃないけどさ。いったいどれだけ一面で扱われてるんだろ?」と、ふと思い実際に数えてみました。
 しかし数えたのはEL GOLAZO 編集後記が始まった3月4日号から。それ以降の紙面も家にはあるのですが、ところどころ抜けていたので諦めました。数えた対象は小さい扱いも含めて。ただし欄外の写真は数えていません。


浦和  12
横浜  7
鹿島  6
FC東京 6
磐田   4
G大阪  4
千葉  3
川崎  3
東京V  3
神戸  2
大宮  2
柏   1
清水  1
大分   1
新潟  1
広島  0
名古屋 0
C大阪  0

日本代表 19
その他 10

 代表は当然のトップ。しかし他のクラブに比べ、浦和がかなりの高確率であることがわかってもらえるのではないでしょうか。また他の対象と比べて浦和の場合は扱いが大きい確率が高いことも、数えていてわかりました。本来ならメインの対象の写真のみを数えた方がよりはっきりした結果になったと思うですが、エルゴラの場合、写真と見出しの文章が異なる場合が多いため、どの写真がメインの写真なのか明確にはわかりませんでしたので写っている対象のほとんどすべてを数えました(数え間違い等は許して)。逆に言うと本来、言いたい事は文章で書いているはずなわけで、写真は販売部数を稼ぐため人気のある対象を選んでいるのではとも勘ぐってしまいます。
 ある程度の偏りは仕方ないとは思います。エルゴラは関東圏でしか販売されていないから、関東のクラブがクローズアップされやすいのは仕方ないことだと思うし、結果を出しているクラブが注目されるのもわかる。しかしいくらなんでも浦和に偏りすぎではないでしょうか。首位の鹿島は現在、独走状態。なのにこの結果だけ見ると浦和と2倍近い差があり、明らかに異常。しかも好調の広島や名古屋はほとんど扱われていない始末


 今後、エルゴラはどこに進むのか。編集者の真意は測りかねますが現状では「コラムや4コマ漫画など面白いものいくつかはありますが、基本的にはスポーツ新聞のサッカー欄を広くしたレベル」あるいは「サカマガとサカダイを新聞にした感じ」ではないでしょうか。
 浦和頼みもいいですが、いつか遠い未来に浦和がこけた時、他のサポーターはもう助けてはくれないんじゃないかと。
 少なくともJリーグの信念である地域密着からは外れ、大衆向けの新聞になってしまっているのだなと感じました。