コンフェデ杯 日本代表 1-0 ギリシャ代表

　相手のコンディションが予想以上に悪く、今の日本代表には相性が良いであろうロングボール主体のチームと言うこともあり終始、日本がゲームをコントロールする展開となりました。
　ギリシャのパフォーマンスに問題があったとはいえ、日本は久々に自分たちの良さを出すことが出来たのではないでしょうか。今シーズン初めから不調だった玉田は積極的に裏を突き、持ち前のスピードを存分に見せてくれました。欲を言えば決められるところは決めて欲しかったですが。
　玉田復活の裏には柳沢が得意の「スペースを作る動き」をしてくれていることも大きいですね。大黒と柳沢、玉田と柳沢、ともに高さはあまりないですが、柳沢がギャップを作り攻撃的なもう1人が積極的に裏を突くという形で見事にフィットしているように思います。
　田中誠と宮本の4バックというのも不安がありましたが、よく粘ってくれました。またこの4バックには加地の守備での貢献度も大きいですね。やはり加地はサイドハーフというよりはDFラインで守備からはいり、ためてから機を見て飛び出すプレーのほうが向いているようです。