ナビスコ杯FC東京対千葉戦

 ポペスク、今までいろろいってごめん。持ちすぎるところは相変わらずあったけど、ワンタッチも増えたしスペースへの走りこみも悪くなかっ。何しろゴールという結果がでたので、何もいえません。
 去年のモッチーみたいに、反面教師のような扱いなのかと思ってたよ。でもやっぱり45分しか持たなかったけど…。


 試合の方はFC東京が慎重に引き篭もって守っていたので、序盤からジェフペース。
 ジェフへの対応は下がってスペースを消すのが今までのセオリーだったんだけど、今日のジェフはきちんと後ろでキープし、タイミングを見て一気に加速することでチャンスを作ることが出来ていました。これはこれからの試合でも大きいと思います。
 FC東京はダニーロを使うのは悪いことではないと思うけど、栗澤をボランチに下げるのはちょっともったいないんじゃないかな。そのせいで中盤が薄くなり(ダニーロはトップで起用)、完全にジェフの2列目以降からの飛び出しに対応できていませんでした。


 やはりFC東京は後半開始と同時にダニーロは戸田を交代。戸田が入りFC東京が積極的に攻めだしたため、開始直後は打ち合いに。55分には三浦文が入り、今野が前目に入ったことで完全にFC東京ペース。サイドを使ういつものFC東京サッカーが出来ていました。ジェフは前半に飛ばしたせいもあってばてばて。何度も危ないシーンがあったけれど、何とか押さえルことが出来たといった感じでした。


 ジェフとしては後半ぼろぼろだったけど、無失点に抑えられたのは大きいんじゃないでしょうか。相手のゴール前だろうと、自陣のゴール前だろうと落ち着いて対応できていることには期待が持てます。狭いところでもボールがまわせるのは、いつもの練習の成果でしょう。
 しかしやはりハースがいないことで、前線でのフィニッシュの精度やアイディアが足りないということも露呈してしまいました。今日はその役目をポペスクに託したのでしょうが、前半はよかったけれどスタミナがまだまだ。
 余計な場所での持ちすぎも目立ちましたし、判断スピードが遅いところも気になりました。林のキレもまだ昨年ほどではないし要田、高橋、工藤あたりが、林やポペスクににプレッシャーを掛けられるようになって欲しいですね。
 これでCグループは千葉の2チームが勝点、得失点差、総得点ともに並んで首位。次節はまさに首位決戦となりました。今年になって数え切れないほど行われた千葉ダービーですが、来週が今まででもっとも盛り上がる試合になるかもしれません。