W杯アジア最終予選 日本代表 1-0 バーレーン代表

 試合自体は対して動きもなく「静かな試合」でしたね。これを「落ち着いたプレー」とみるか、違うようにみるかは難しいところですが。以前からそうだったと思いますが、どうも日本はギアを入れるタイミングが悪い。この試合の前半のような落ち着いたプレーを、イラン戦で見せることが出来れば良かったのに。しかしどうもイラン戦ではジーコが「積極的に攻めろ」といったそうですが。このあたりの落ち着いたプレー、汚いプレーを今の代表に教え込むことが、ジーコが就任した理由の1つだったんですがね。そのジーコ自身が冷静さを書いては…。岡田監督との会談でもそのあたりは触れていますよね。やりたいことはわかっているけど、出来ていないってことなんでしょうか。
 この試合の前半をみて「あ、これはだめかな?良くて引き分けかな?」と思いましたが、さすが悪運の強いジーコジャパン。見事に勝ってしまいました。前半、私は「これでW杯に出れなかったら誰が責任を取るんだ」とまで考えていました。ファンはこれだけ「今の代表ではいけない!」といっていたのにもかかわらず、ここまで現状維持だった罪は重いと思います。1部で評価し直されたジーコですが、これでわかったんではないでしょうか?イングランド遠征などでよかったのは偶然と、運だけだと思います(もちろんド素人監督から素人監督くらいまでには、ランクが上がったと思いますが)。なにしろ一番重要なW杯予選に、チームのピークを持っていけていないわけですから。
 そんな中、川淵会長はいろいろな場面を想定するのがトップ」とジーコの後任について話しているようですが、あなたが考えなければいけないのはジーコの後任ではなくてあなた自身の後任についてでしょう?まずはジーコを連れてきた、あなたがやめるのは当たり前のことです。その後に監督人事でしょう。なにがあってもそこに居座れるんだという、官僚体質な考えが間違っていると思います。以上、雑感でした。
 あ、そうそう。このまま行けばW杯は出場できるかもしれない。それも頑張ればですが。けど、それが目標じゃないはず。W杯でグループリーグ突破もそうだけど、その前にW杯でいい試合をしなければいけない。と、いうのもなんかこのままアジアレベルで苦戦して何とかW杯に出たとしても、日韓W杯の時のサウジアラビア代表みたいにドイツあたりにぼこぼこにされる可能性もあるわけです。というかされそうな気がします。実際問題、最終予選に目が向きすぎていて本線には目が行って(行けて)ないんですよね。だからかなり心配です。まぁそれもジーコには望めないのかもしれませんが、今の日本はW杯に出場したからって喜んでいるようなレベルにいないはずなんですけどね。