夏休み明けのベルギーGP

 一ヶ月間の長い夏休みを終えて、今週末ベルギーGPがスパ・フランコルシャンで開催されます。
 夏にしっかりとお休み期間を作るというのは、文化の違いなんですかね。
 以前欧州では夏休みなどには長い期間バカンスに出てしまう家庭が多いので、F1などを開催しても人が集まりにくなんて記事も読んだ気がしますが、日本では逆にスポーツイベントなどに人が集まる傾向にあると思いますし。
 だから、秋春開催でも夏には試合をしざるを得ないと思うのですけど、一部選手の発言等を読んでいると未だにそこを勘違いしている選手も少なくないような…。
 そのあたりの違いもそもそも文化が違うのであれば当然起こりうるものであって、丸っきり同じ形でやるのは無理がありますよね。



 さて、夏には早くも来季の契約に関しての具体的な動きがある例年のF1。
 今年はマーク・ウェバーの退団が決まったレッドブルに関して様々な憶測が流れましたが、今週末にもトロ・ロッソダニエル・リカルドの昇格が発表になるのではないかといわれています。
 リカルドはレッドブルの育成ドライバーですし、今期はもう一伸びした印象もあってエースであるセバスチャン・ベッテルのサポートにはもってこい。
 まだ若く今後チームに長く在籍できる選手なはずで、チームの将来を考えても良い選択ということになるのでしょうか。


 まぁ、一番考えられるというか、無難な選択でもあります。
 フェラーリフェルナンド・アロンソロータスキミ・ライコネンといった元チャンピオンの加入も噂されていましたが、実現はなりませんでした。
 もし2人がレッドブル移籍となればチャンピオン最有力チームでの熾烈なチームメイト争いというのが見られるかとも思ったのですが、やはり潰し合いの可能性を危惧したのでしょうか。


 こうなってくると次に気になるのはフェラーリのシートで。
 ライコネンは引き続き他チームと交渉しているということで、フェラーリ入りの可能性もあるのかもしれませんけど、こちらも実力派を並べる不安というのはあるでしょうし、そもそもライコネンは一度フェラーリとケンカ別れをしているところがあって。
 どれだけ現実味があるのかはわかりませんね。


 日本人ドライバーである小林可夢偉のシート争いも気になりますけど、ほとんど話題はないようでやはり厳しいみたいですね。
 予算がないのもそうですけど、やはり一度F1から離れてしまった影響は大きい気がします。