ロータス、ルノーFチームの株式を買収!

 グループ・ロータスロータス・レーシングと袂を分かち、ルノーに接近しているという話は以前から何度が伝えてきましたが、グループ・ロータスがついに詳細を発表。
 すでにルノーF1チームの大多数の株式を売却しているとも伝えられているマネジメント会社とジニー・キャピタルと連携し、グループ・ロータスが大口株主となって来季は「ロータスルノーGP」として参戦することが発表されました。
 ルノーはテクニカルサプライヤーという立ち位置になるそうで、これでルノーの目標としていたF1からのフェイドダウンも大きく一歩前進したことになります。


 来季は1980年代に参戦していたロータスルノーのブラックとゴールドのペイントで参戦するとのこと。
 こちらの記事などにはそのデザイン図もアップされています。
 これに関しては意外な展開ですね。
 インディやル・マンなど複数のカテゴリへの参戦を表明したグループ・ロータスとしては、伝統のグリーン&イエローを全ての車種に使用することで、統一感を出しインパクトを与えようとしているのかな?と思っていたのですが。



 グループ・ロータスと別れることになったロータス・レーシングは、来季ロータス伝統のグリーン&イエローを捨て、一時ロータスが使用していたブラック&ゴールドを使用すると報じられていたのですが、グループ・ロータスに先手を打たれた形になっています。
 「ロータスルノーGP」が来季グリーン&イエローをロータスが使用しては、2010年のロータス・レーシングと被るため紛らわしいということで、FIAに却下されたのかな?とも思ったのですが、ロータス・レーシングのトニー・フェルナンデス曰く「我々のアイディアを盗まれたようだ」とのことですから、あえてやってきた可能性もあるのかもしれませんね。
 まぁ、名前が同じという時点で十分紛らわしいですし(笑)


 一時期は名称変更もいわれていたロータス・レーシング(グループ・ロータスと喧嘩別れし、もう1つの“ロータス保持者”と契約したため、来季はチーム・ロータス)ですが、来季もチーム・ロータスとしてロータスの名を継続する方向であるとのこと。
 全面的な争いになる可能性も出てきましたが、どういった展開になるのでしょう。
 最終的にはまたバーニー・エクレストンがまとめ上げるのかな?