読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

特殊な試合後の岐阜戦 オナイウはトゥーロンへ

 いろいろな意味で、特殊な試合だった熊本戦。
 個人的には巻が在籍していることもあって、感動的な試合だったと思います。
 まだまだ大変な状況は続くと思いますが、熊本としてもチームとしても頑張って立ち直り、この苦難を残り越えてほしいですね。


 ただ、試合内容に関しては、やはり厳しいものがあったと思います。
 やはり巻もFacebookで、「正直、試合の内容や結果は今年最低だった」と話しています。
 チームとしての出来は、練習試合やプレシーズンマッチレベルのものだったと言えるのではないでしょうか。


 それだけにジェフとしては、基準としては判断しづらい試合だったと思いますし、手放しで喜んでもいられないと思います。
 もちろんジェフにとってもやりにくい面はあったとは思いますが、どちらがよりやりにくい状況だったのかは明白。
 取りこぼさなかったことは良かったと思いますが、勘違いはしないようにしたいところです。
 キャプテンの佐藤が何度も話しているように、一喜一憂しないことが大事ですね。



 ジェフは今週末の岐阜戦からオナイウが、トゥーロン国際に参加するU-23日本代表に追加招集され不在となります。
 当初はメンバーから外れていましたが、久保裕也が負傷したため招集されました。
 今回の五輪代表は、本当に怪我人が多いですね。


 今年は五輪代表でもジェフでもなかなか活躍できていないオナイウですが、徐々にコンディションは改善されてきているのかなと思っていました。
 しかし、それでも5月3日の讃岐戦から、2試合出場機会なし。
 確固たる戦力にはなっていない印象があります。



 オナイウは悩みを抱えるとプレーにも出てしまうところがあるようにも見えますし、正直五輪代表には選出されない方がいいのかなと思う部分もありました。
 短期間の活動となる代表でフィットしていないのはともかく、ジェフでも良さを引き出せていない。
 そういった状況で五輪代表にも選出されると、二重の悩みを抱え続けることになってしまいます。


 ジェフでも代表でもパワープレー要員として起用されることが多い印象ですが、本来オナイウはあまりパワープレーには向いていないようにも思います。
 後方からのロングボールに対する競り合いが得意な選手ではなく、前を向いて良さが出るタイプ。
 にもかかわらずジェフでも五輪代表でも他に長身FWがいないからという理由で、その仕事を任され苦悩しているようにも見えます。
 五輪代表なら我慢してやらなければいけない面もあるとは思いますが、クラブでもそういった我慢を強いられるというのは辛いところがあるようにも感じます。



 とはいえ、今回のトゥーロン国際は、8日間で最大5試合を実施する超過密日程。
 オナイウがスタメン出場する可能性も高まりますし、ジェフでも出場機会を得ていないことを考えると良い経験になるかもしれない。
 チームとしても呪われているかのように怪我人が出ている状況ですし、もしかしたら五輪本戦にも残れる可能性も残されているかもしれません。


 ただ、今のままでは正直厳しいと思います。
 パワープレー要員というだけでは18人枠には残れないでしょうし、メインとなるはずの細かな繋ぎや縦への素早い攻撃に対応できるか。
 そこが大きな課題ではないでしょうか。
 トゥーロン国際、日本代表は21日から試合がスタート。
 NHK総合で放送があるそうです。



 さて、オナイウの話が続いてしまいましたが、改めて今週末にジェフは岐阜と対戦します。
 フクアリでの実施ということで、ジェフとしてはホーム2連戦ですね。
 気温が上がってきてコンディション調整も難しくなってくると思うので、ホーム連戦は追い風ではないでしょうか。


 今季の岐阜は開幕戦と第2節を共に0-4で大敗。
 かなり厳しいスタートとなってしまいましたが、そこから4連勝をあげました。
 しかし、連勝後は2勝3敗2分ということで、足踏み状態と言えるのではないでしょうか。



 岐阜はラモス監督と言うことで、ブラジル人選手中心のチームといった印象を受けます。
 ブラジル人選手の良さを活かすサッカーというよりも、ブラジル人選手がチームの中心として軸となっていく印象。
 今年はブラジル出身で東ティモール国籍を獲得し、アジア枠で所属できるウェリントン・ロシャ。
 ブラジル生まれ日本育ちの鈴木ブルーノも含めると、5人もブラジル出身選手がいることになります。


 本場のブラジルサッカーを知っているということで、やはりラモス監督はブラジル人扱いがうまいところがあるのでしょうか。
 戦術面というよりも、メンタル面をよく理解しているということなのかもしれません。
 ただ、一方でブラジル人の好不調が、そのままチームに出がちなところもあるのかもしれませんが。



 ボール扱いもゆっくりしたテンポから一気にペースを上げるサッカーといった印象で、どこかブラジル風なイメージがあります。
 特に今季はドリブルでの仕掛けが多いようで、前節岡山戦でも左に田中パウロ、右に田中達也ドリブラーを置き、中央にブラジル人2人を配置して積極的に縦に仕掛けるサッカーを展開。
 岡山に決定的なシーンを作られながらも、PKで1点を奪い1-0で逃げ切りました。


 守備では前線がハーフウェイラインまで戻ってリトリートして守り、攻撃では前の選手を使ってカウンター。
 チームとしては、どことなくジェフにも近いところを感じます。
 ただ、岐阜の方が積極的にドリブル突破を狙ってくること。
 また、今のところ岐阜は総得点が16で3位、総失点が19で最下位とわかりやすく"攻高守低"になっています。
 昨年も総失点数最下位で終っていますので、失点の多さが岐阜の大きな課題なのでしょう。


 一方でジェフは総得点が14で11位、総失点が13で13位なので、どちらも中位レベルということになります。
 チームの現状を表すかのように、どちらも中途半端な状況ですね。
 ジェフとしては岐阜のドリブル突破を警戒しつつ、課題である守備を突きたい試合となるのでしょうか。

 

 前節熊本では1ヶ月ぶりの勝利を記録したジェフですが、相手があるのがサッカー。
 前節の勝利を次につなげられるかどうかが大事だと思いますし、仕切り直して次に進みたいところだと思います。
 熊本には気持ちの面で良い刺激をもらえたのではないかとも思いますし、それを大切にしていきたいですね。