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矢島、豊川を有する岡山と対戦

 今シーズンの開幕戦となったホーム徳島戦では、後半アディショナルタイムに2ゴールを奪い逆転勝利をあげたジェフ。
 第2節ではアウェイで岡山と対戦します。


 昨年の岡山は、11位でシーズンを終了。
 9位で終ったジェフとの勝点差は3で、最後まで順位を争ったチーム同士の対決となります。
 今季は6位以上が目標となるのでしょうか。


 今年の岡山は、長澤監督体制で2年目のシーズンとなります。
 昨年は総失点数において、J2で3位の成績を残しています。
 そこに、G大阪の赤嶺や鹿島の豊川などをレンタルで補強。
 昨年の守備をベースに、より攻撃面を向上させていこうという狙いではないでしょうか。



 開幕戦では、アウェイでJ2昇格1年目となる山口と対戦。
 攻守において、アグレッシブに前への姿勢を強く見せていた印象でした。
 ただ、その結果として、バタバタした印象も受ける試合内容だったようにも思います。


 攻撃においては、積極的に矢島と伊藤の2列目を前に飛び込ませるサッカーを展開。
 しかし、中盤の飛び出しを使う意識が強すぎて、ボールロストが目立っていたように思います。
 ボールを落ち着かせるプレーが少なく、攻撃的なパスサッカーでJ3を優勝したという山口の方が安定したパス回しを見せていました。


 守備においても、1トップと2列目の3人が前でプレスをかける形を取っていました。
 しかし、その結果5-2-3のような状態になって中盤が薄くなり、ボールの奪い所が低い位置になっていました。
 前からのプレスが機能すればWBのポジションも高く保てるのでしょうが、赤嶺の守備ももう1つで全体的に守備がはまりきれていなかった印象があります。



 試合は立ち上りに山口がハーフカウンターで1点を先制するも、52分にCKのこぼれ球を岡山の矢島が合わせて同点に。
 後半途中からはオープンな展開が増えて、両チームともに決定機はあったものの決めきれず、1-1の同点で終っています。
 岡山がボールを持つ時間が長かったものの、全体的に見れば山口のスムーズな攻撃が目立った試合だったように個人的には思います。
 昨年の金沢に続いて、山口は怖い相手となるかもしれませんね…。


 まだ1試合しか経過していないので岡山もまだまだこれからなのでしょうが、課題も目立った開幕戦だったのではないでしょうか。
 これが開幕戦ということで緊張によるものなのか。
 アウェイで相手はJ2初戦ということで、独特の雰囲気にのまれたところがあるのか。
 相手に先制を許して、焦ってしまったのか。
 相手がJ2昇格組ということで、積極的にいった結果苦しんだのか…。



 ただ、次はジェフ相手ということになるので、もう少し守備的に戦いつつカウンターを狙うという戦い方に変えてくる可能性もあるのかもしれません。
 そちらの方が岡山らしいサッカーになるのかなとも思いますし、そうなればまた様々な状況も変わってくるでしょう。
 赤嶺のポストプレーや豊川の縦への鋭さ、そして矢島のパスセンスなどがはまってくれば怖い相手だと思いますし、1週間でどこまで攻撃面における連携面をアジャストできるかが注目ではないでしょうか。
 特に五輪代表組の矢島、豊川のセンスというのは、開幕戦でも目立っていたように思います。

 
 対してジェフの方も、開幕戦では後半アディショナルタイムに2点を取って逆転勝利したとはいえ、それまでの試合内容は決して良いものとは言えなかったと思います。
 次節はアウェイゲームでフクアリの後押しもなくなりますし、コンディショニングにおいても難しさが出てくるかもしれません。
 ジェフにも井出、オナイウといった五輪代表の候補選手はいるわけですから、彼らの活躍にも期待したいところです。



 個人的に気になるのは守備面。
 開幕戦で対戦した徳島はジェフの課題である中盤のスペースを狙いつつ、裏へのボールも交えてジェフのラインを下げようとしていたのではないかと思います。
 特に船山の後ろと左サイドの裏を狙われていた印象で、この辺りはニューイヤーカップを見てしっかり研究してきたのではないかと感じました。
 しかし、徳島はミドルエリアからアタッキングエリアにおける質がもう1つで、その狙いを実現しきれなかった印象があります。


 岡山も同じ狙いを持って戦ってくるかもしれませんし、いかに中盤の穴を作らずに守れるか。
 全体のラインを下げずに維持できるかが、注目ではないかと思います。
 相手は3バックですし、3バックをどう抑えるのかも気になるところです。


 攻撃においては、開幕戦での岡山はリトリート時に5-2-3のような状態になり、SBへのアプローチが遅れていた印象がありますので、あのままならサイドで数的優位が作りやすいかもしれません。
 そこから、どうやって攻撃を組み立てるのか。
 岡山の後方には岩政の高さもありますし、そこをうまく外しつつチャンスを作るというのが狙いとなってくるのではないでしょうか。



 開幕戦ではどちらのチームも課題が見えたように思いますが、まだまだシーズンはこれから。
 昨年の福岡を思い返してもここからどれだけ改善し向上していくかが重要だと思いますし、その過程見ていくことが楽しみの1つでもあると思います。
 昨年のジェフはそこが見えなかったことが残念でもあるわけですが、今年はメンバーも一新して個々の連携もこれから上がっていくところもあるかもしれません。
 そのあたりに注目しながら、岡山戦も見ていきたいと思います。