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西部謙司氏が分析する今季のジェフの強さ

 西部謙司氏がJ論にて、今シーズン序盤のジェフを分析しています。
 アップされたのは先週末の17日金曜日。
 愛媛戦前でまだ無敗の状況でした。


 ジェフの強さに関して、以下のように分析されています。
1.パウリーニョが強い
2.センターバックが強い
3.接戦に強い
4.左サイドが強い
 これらの小題は編集側が付け足した可能性もあるのかもしれませんが、文章のまとめとしては間違いないものではないかと思います。



 まず、パウリーニョセンターバックの強さに関しては、このブログでも何度か取りあげてきました。
 特にパウリーニョに関しては、先週のエントリーでも話しましたが、彼の加入によってチームが大きく変わったといえるレベルだと思います。
 ちなみにそのエントリーで「前線が追いかけてパスコースを消した先の相手中盤をパウリーニョが潰してくれること」が、ハイプレスを成立させている要因であると書きましたが、西部氏も同様のことを書かれています。

戦術を整理しただけで守備力は上がらない。中盤でボールを奪えるパウリーニョの加入が大きかった。相手がボールを見た瞬間に一気に間合いを詰め、鋭くタックルして奪う、パウリーニョのような守備の技術を持った選手はジェフにはいなかった。現在はパウリーニョを中心に攻守の戦術が成立しているといっていい。例えば、森本貴幸の献身的なチェーシングでパスコースを限定しても、中盤の奪いどころで奪えなければ空回りになってしまう。

 それほどまでに、重要な存在となっているといえるでしょう。



 一方で接戦に強いという話に関してですが、西部氏のコラムがアップされた直後に行われた愛媛戦で0-1の惜敗を喫してしまいました。
 またここまで引き分けとなった栃木戦、C大阪戦も得点直後の失点があるなど勿体のない試合展開もあり、個人的にはまだそこまで接戦に強いというような印象を受けていません。
 失点シーンを思い返すと集中力が切れてやられていることが多い印象で、そういったところに甘さを感じる部分もあるように思います。


 基本的にはここまで良い成績を出しており、良い流れで戦えていること、特に守備面で強くなったことは間違いないと思います。
 守備面で頑張ってきたからこそ、ロースコアの試合が多いとも言えるのでしょう。
 逆に攻撃面においては課題もあり、だからこそ接戦になってしまっているとも言えなくもないかもしれません。


 その中でも勝ち星をあげているわけで、しっかり守れていることによって接戦を制することができている。
 そういった意味で「接戦に強い」ということなのでしょうが、精神的な部分や集中力の意味においてはまだ弱さもある印象があります。
 個人的には単純な「強さ」で押し切って、勝ってきた印象の方が強いかなと今のところは思います。



 左サイドに関しては昨シーズン前半から、ジェフの強みになっているところですね。
 前の谷澤がタメを作って中村がクロスを上ゲルパターンだけでなく、中村はセットプレーのキッカーとしても優秀な存在だと思います
 しかし、一方で守備面においては、コラムにも書かれているように弱点にもなっている印象です。
 谷澤は守備への戻りが遅れることが珍しくないし、中村は対人守備において不安が残る。
 対面の選手たちを前に押し込めればいいのでしょうが、逆に左サイドを狙われると守備で脆さが出てしまう状況です。



 愛媛戦で初黒星を喫したとはいえ、基本的にはここまでのチームは順調と言えるでしょう。
 なぜここまで順調なのか。
 どこに強みがあって、どこが変わり、どこにまだ弱点があるのか。
 そして、それらがクラブにどのような影響を与え、将来どのようなチームなっていくかなどに関しては、冷静に見ていく必要があるのではないかと思います。


 例えばとして、パウリーニョが抜けたらどうなるのか。
 あるいは、愛媛戦のように対策を取られたら。
 実際に愛媛はパウリーニョを封じ、CBのところを避けてサイドから攻撃をし、結局左サイドからチャンスを作ってゴールが生まれた。
 これらはジェフの強みをうまくかわして、弱みを突いてきたとも言えるでしょう。


 そういった時にも、焦らず対処できるようになっていきたいところではないでしょうか。
 長いシーズン何が起こるかもわからないですし、どのような状況になっても対応できるようにするためには、まず"自分を知らなければいけない"のではないかと思います。