ホンダ、バルセロナテストでも苦戦
F1合同テスト2回目がバルセロナテストで行われました。
テストにはネイマールも遊びに来ていたようですね。
F1の日程を確認すると再びバルセロナでシーズン開幕前最後のテストを行い、3月13日からオーストラリアのメルボルンで今シーズン開幕を迎えます。
今季からマクラーレンとのジョイントでF1に復帰するホンダですが、一回目のへレステストに続いて今回のバルセロナテストでも苦戦。
運動エネルギー回生システムMGU-Kのシートのトラブルが発生し、走行距離をなかなか稼げませんでした。
2日目にはようやく59周を走行したものの、連続走行ではなくエンジンもフルで回していたわけではなかったようです。
そして、最終日にはフェルナンド・アロンソがクラッシュ。
大事には至らなかったようですが、ヘリで病院まで運ばれるほど大きな衝撃があったようです
壁に横からぶつかるような珍しいクラッシュで、アロンソに限っておかしなミスはしないでしょうから、このクラッシュ原因に関して強風や感電などの噂が出ているようです。
感電に関してはこのテストを通じてMGU-Kに問題が発生していたこともあって、噂が出たのでたのではないか思います。
さすがに関係者からも開幕に向けて不安の声が出ているようです。
昨年からエンジン回りのレギュレーションが大きく変わって、1.6LのV6ターボエンジンとエネルギー回生システムERSになりました。
それによって、早くから新エンジンの開発を進めていたと思われているメルセデス以外のメーカーであるルノー、フェラーリも昨年はかなりの苦労を強いられました。
ホンダは1年の勉強機関があったとはいえ、F1エンジン開発にはブランクがあったことを考えると、ある程度の苦戦は予想されていた部分もあります。
それにしても…というのが、現在の状況といったところでしょうか。
当初から一部では不安視されていましたが、エンジン供給先を1つに絞った結果、開発に参加できるチーム数が減って苦労している面もあるのかもしれません。
その他のチームではへレスではフェラーリ、ウィリアムズが好調でしたが、バルセロナではレッドブル、ロータスといったルノー勢もタイムを伸ばしてきました。
しかし、やはり本命は昨シーズンとびぬけた速さを見せたメルセデスでしょう
ここまで目立ったタイムは残していませんが、バルセロナでは他チームがスーパーソフトでベストタイムを出す中、ミディアムタイヤで2番手タイムを叩き出したようですから、これまでは三味線を弾いていたところがあるのではないでしょうか。
シーズンを盛り上げるためにも、ぜひメルセデス以外のチームにも頑張ってほしいところ。
マクラーレンホンダに関しては、まずは完走が目標…ということになるのでしょうか。
そのためにも2月26日からのバルセロナ最終テストを良いものにできるかどうかが、非常に大事になってきますね。