2時間レースを制したハミルトンが首位に浮上し鈴鹿へ
先週末ナイトレース・シンガポールGPが行われました。
前レースが終わって突如発表となった無線制限。
しかし、チームから安全性などの問題で反発が起き、一部が緩和されました。
本格的な無線制限は来年からということになり、「ドライバーのパフォーマンス向上に関する情報のみを禁止」されるとのこと。
ただ、どこまでがドライバーアシストになるかといった細かな部分はあいまいで、実況・解説側も若干悩みながらの中継になっていました。
これに関しては次戦以降も、話題になるかもしれませんね。
さて、シンガポールといえば市街地コース。
前戦イタリアは高速サーキットでしたから、一気に平均速度が遅くなり、レース時間も非常に長くなりました。
現在のレギュレーションでは「305kmを超える最低の周回数」(モナコだけは例外で260km)が走行距離となるわけですが、2時間の時間制限も定められています。
2012年にもシンガポールでF1では91年ぶりの2時間レースとなったわけですが、再びシンガポールで2時間レースを記録したことになります。
予選は混戦。
結局メルセデスの1-2となったわけですが、ルイス・ハミルトンが0.007秒差でニコ・ロズベルグに勝利してポールポジション。
続いてレッドブルの2台が続きました。
決勝でもメルセデス対決になるのかと思われましたが、ロズベルグはマシントラブルでリタイア。
それ以降はハミルトンの独走となりました。
なお小林可夢偉も予選でマルシャの一大に競り勝ちましたが、トラブルのため残念ながらレースを走ることが出来ずに終わってしまいました。
ハミルトン以降は、レッドブルの2台とフェラーリのフェルナンド・アロンソが接戦を演じます。
しかし、なかなか抜けないシンガポール。
結局、ハミルトン、ベッテル、リチャルド、アロンソのままレース終了。
ハミルトンはロズベルグのリタイアもあって、これで首位に浮上。
ベッテルはようやく今季初めて2位表彰台に立ったことになります。
来週はいよいよ日本GPが鈴鹿で開催されます。
深刻な資金難も噂されてきたケータハムですが、無事鈴鹿までたどり着くのか。
チャンピオンシップ2人の争いにも注目ですね。