次期監督候補にイワン・ハシェック?
J2千葉の来季監督に、96年に前身の市原でプレーしたイワン・ハシェック氏(49)が就任する可能性が高まったことが19日、分かった。
同氏は現役時代、チェコスロバキア(チェコ)代表として活躍し、Jリーグでは市原や広島でもプレー。97年に引退し、04年には神戸の監督に就任。現在はサウジアラビアのアル・ヒラルで監督を務めている。(スポニチ)
ジェフの次期監督候補にイワン・ハシェックの名前が浮上しました。
いろいろとジェフに批判的な記事も多いスポニチですが、唐井さんのジェフ加入を報じるなど情報は確かであるケースもありますから、今回も裏はとれている可能性もあるのでしょうね。
いきなり監督就任というのが、あるかどうかは別にしても。
以前にも話したと思いますが、木山監督の退任。
様々な意見があるとは思いますが、あくまで前向きに考えるとすればクラブの「このままではいけないんだ」という意思表示の表れともとれるはずで。
退任を決定した時点で、変化だとか更なる大きなステップなどを目指す方向性ではあるはずですから、そういった意味では外国人監督の招聘というのは間違っていないのかなとも思います。
日本人監督やJリーグで成功を収めた監督などに比べると、ギャンブル性は高いとは思いますけどね。
来日前に評価の高かったフィンケ監督などですら、成功とは言えない結果に終わっているわけですし。
オシム監督も雑誌のインタビューで、フィンケ監督は日本の状況を把握しきれなかったのではないか…という話をしていたことがありますが。
日本のサッカーに合う合わないといった問題などもあるのでしょうし、他国で結果を残している監督だとしても柔軟性を持っているかどうかなどが重要なのかもしれません。
オシム監督などは軸は断固としぶれないところを持っていますが、システムなどを聞かれると必ず「選手を見て考える」とはなしていたように、そこから先は臨機応変に作っていこうという考えを感じましたしね。
ジェフが外国人監督を招聘すれば大きな変化が期待できる一方で、今年木山監督の作り上げたサッカーからは大きく離れて、またベースを作り直す必要性が出てくる可能性もあるのかもしれません。
ここ数年のジェフは、イギリス人監督、日本人監督、オランダ人監督、日本人監督と、バラバラに招聘してきたことで小さな積み重ねすらもふいにしてきた印象もあります。
行ってしまえば、監督選定の方向性が定まっていなかったというか。
それによって、遠回りした部分があったのではないかとも思います。
もちろん広島のように外国人監督と日本人監督とでバトンを渡してもうまくいくケースはあるわけですから、最終的には国籍よりもサッカーのスタイル次第ではあるとは思います。
しかし、やはり日本人監督は日本人選手にあったサッカーを目指す方向にあるでしょうし、サッカーのルーツが日本にあるはずですから、自然と近いサッカーになる傾向にはずで。
ただ、一方で日本人監督ということになれば、木山監督からの大きな変化は期待できないというジレンマもあります。
日本人監督で本当に優秀な指導者というと一握りな印象もありますし、逆に日本人監督なら大外れはしないのかなとも思うわけですが、無難なチョイスでは意味がないわけですし…。
それに加えて今オフは強化部のトップも変わったわけですから、新たなスタートを切ることになるのは当然とも言えるはずです。
上記で話した通り監督交代に関してもそうですが、神戸TDが退任された時点で継続性よりも変化を求めたということになるはずですし、斎藤TDはこれまでもジェフに在籍されていたとはいえチーム作りの考え方などが変わる可能性は十分あるのでしょう。
来期が新しいスタートになるのであれば、我慢する部分もまた必要になってくるのかなと。
斎藤TDがやりやすい環境を作ることも非常に大事なはずですから、そのあたりはサポーターも覚悟しなければならない部分もあるのかもしれません。
神戸TDの退任は多くのサポも望んだところであったはずですし、「継続」も「変化」も望むというは虫の良すぎる話ですからね。
チーム作りの方針を決めることになる強化部のトップというのは、場合によっては直接指揮の執れる監督以上に長い目で見なければいけないのではないかとも思いますし。
木山監督に退任も神戸TDの退任と無関係とは言えないのではないでしょうか。
ハシェック氏に関しては、ジェフでは選手として96年に1年間だけ在籍。
何でもできるオールマイティな選手で、本来はFWではなかったですけどリーグ戦で12ゴールをあげるなど活躍しましyた。
しかし、ジェフ加入前に広島で2年間活躍しており、広島の選手という印象の方が強いかなと自分は思います。
海外ではスパルタ・プラハ、ストラスブールなどで大きな成功を収めた選手で、チェコスロバキア代表としても55試合に出場しています。
監督としてはスパルタ・プラハ、ストラスブールと歴任し、2004年には神戸で指揮官を務めます。
その後はアル・アハリなど主に中東の監督を務めていましたが、2009年からは3年間チェコサッカー協会会長となりその間にチェコ代表の暫定監督も務めていました。
2011年からは再びアル・アハリの監督を務めるものの早期に解雇され、現在はサウジアラビアのアル・ヒラルを指導しているようです。
神戸時代に関しては、あまりイメージはないですけど4-4-2でシンプルなサッカーをしていたかなと思います。
2004年の神戸といえば、イルハンとカズの2トップでしたね(笑)
ジェフは開幕戦でその神戸と当り、1-2で敗戦しています。
しかし、その年から三木谷オーナーが就任したクラブに早期解任を言い渡されており、成功とまでは言い難いシーズンだったかなと思います。
しかし、中東クラブをメインに指導されているとはいえ、経験は十分と言えるのではないかと思います。
なかなかチーム作りが落ち着かないジェフですし、欧州路線復活ということになるのであれば来年はその一歩目ということになるわけですから、経験豊富な監督のほうが良いのかもしれませんね。
ただ、Jリーグに関しては2004年以来指導していないわけですし、短い期間でしたから日本のサッカーに合うかどうかなどはやってみないとわからないのでしょうし、どういったサッカーをしているのかもファンとしてはわからない…要するに未知数なところは多いのかなと思います。
どのクラブでの監督業も比較的短期間で終えているところが、ちょっと気になるところですけど…(笑)
経歴に関してはWikipediaなどで、ご確認を。
まぁ、ハシェック監督一本に絞っているかまでは分かりませんし、もう少し様子見かなと。
良い監督があたるといいのですけどね…。