バーレーンGP、10月30日に開催発表も…

 国内の情勢不安のため今年の開幕戦が延期または中止となっていましたが、FIAは10月30日に実施することを発表しました。
 なお、10月30日には当初、今年初開催となるインドGPが開催する予定となっていましたが、最終戦に延期となったそうです。
 最終戦の日時は後日決めることになるとのこと。
 インドGPはサーキット建設の遅れも言われていたので、ちょうどいい…ということなんでしょうか。


 これに対して、予想通りドライバーなどは反対の意思を表明。
 ウェバーは人権、倫理的な問題や、危険性などを指摘
 また、インドGPが延期されることにより、シーズンが延長することに対しても、関係者からは批判的な意見が多いようです。
 もともとFIAは開催数を増やし収入を増やそうという傾向がみられている一方、チーム側はコスト削減のためにもこれ以上スケジュールを伸ばしたいという意向がありましたしね。


 加えてバーレーンの人権活動家も、この発表に反発
 「レースの日を『怒りの日』にする」と話しており、バーレーン政府に対して大規模な抗議活動を行う可能性を示唆しています。
 このあたりは、予測できた範囲内だとも思うのですが、こういった反応を受け状況が変わる可能性も十分あるのでしょうね。



 また、FIAは2013年から4気筒1.6リッターのターボエンジンにレギュレーションを変更しようとしていますが、こちらもチーム側の反発に合い、揉めている状況です。
 開発コストがかさむこと、4気筒エンジンはF1にふさわしくないなどの意見が多くルノー以外のメーカーが反対しているようで、V8との併用やV6ターボという案も出されているようです。
 一方のFIAは「エコ」を狙ってのV4ターボであるとのことのようです。


 ちなみにV4ターボにはアウディを傘下に持つVWも、賛同しているという噂もあるとか。
 VWはF1参戦を否定していますが、幾度となくF1参戦の噂が出ており、昨年もホンダと一緒にFIAとメーカーによる会議に参加したという報道も出ていました。
 多くの利害関係者が関わってくるだけに、どういった結果になるのか読みにくい状況ですね。