今週末、連戦で第3戦中国GPが開催
F1GPは先週のマレーシアGPからの連戦で、中国GPが開催されます。
次の第4戦トルコGPで開幕ラウンドは終了。
第5戦はスペインで行われ、ヨーロッパラウンドがスタートとなります。
マレーシアではまず予選でマクラーレンがレッドブルと好勝負。
決勝では直接対決とはいきませんでしたが、速さはあることを見せてくれました。
また、レースディスタンスではフェラーリもまずまずのペース。
特にアロンソはレース中のファステストラップで、ウェバーから0.15秒遅れの2番手タイムを記録しています。
しかし、予選での一発の速さ改善が大きな課題になるのかなと思います。
レッドブルとマクラーレンの間に割って入ったルノーもマシンの出来は良いようですし、4強の争いは思いのほか白熱していた印象でした。
レッドブルはKERSに課題を抱えており仮にKERSが使用できたとしても、ライバルチームほどの性能は発揮できないのではないかという見方もあるようで。
また、タイヤの摩耗も若干他チームのマシンよりは、早いように感じます。
マシン自体の信頼性はあり、昨年のようにトラブルで大きく失速するようなことは少ないのかもしれませんが(ただ、昨季終盤には信頼性もある程度確保できていたと思うので、今期は独走するのかな?思っていたのですが)、他チームがKERSやピレリタイヤなどを有効に使えていけば、もしかしたらチャンスも見えてくるのかもしれません。
その4強を追うのが、小林可夢偉のザウバーという構図になっていますね。
ここまでの2戦だと、中位争いにはメルセデス、フォース・インディア、トロ・ロッソ、ウィリアムズ(ウィリアムズは信頼性に不安?)などが加わっていますが、ここまでのところはザウバーが半歩リードしている状況だと思います。
それを支えているのが、タイヤの持ちですね。
また、マレーシアでは可夢偉の一発の速さもポイント獲得においては、重要な要素だったと思います。
ペレスはマレーシアでは他マシンのパーツが接触してリタイアとちょっと可哀想な結果になってしまったが、14番手あたりを争っていた状況だったはずで、それを差し引いてもポイント獲得は難しかったんじゃないかなと思います。
開幕戦では後方スタートから1ストップ作戦で可夢偉の前でフィニッシュしたペレス(その後、両者失格)でしたが、マレーシアでは予選16番手とタイムを上げられず、苦労していた印象です。
まぁ、このあたりのチームメイト同士の争いも、まだまだこれからですけどね。
スペインに行けば予算のあるチームは開発速度を上げていくかもしれませんし、ザウバーあたりはしっかりと今のうちにポイントを稼いでおきたいところなのではないでしょうか。
だからこそ、開幕戦での失格に関して、ペーター・ザウバーはかなりの落胆をあらわにしていたのかもしれません。
4強に食い込むのは難しいかもしれませんが、中国でもポイント獲得を目指して良い走りを見せてほしいですね。
明日の更新はいつもよりちょっと遅くなったりするかもです。