F1公式サイトでライブタイミング

 F1ファンの中では有名だと思いますが、F1公式サイトではリアルタイムでレース中のライブタイミングを公開しています。
 基本情報を登録するだけで使用でき、スマートフォン版もあります。
(ただし、開幕戦ではPC版、スマートフォン版ともに一時更新が止まっており、ニュースにもなってしまいましたが…。)



 例えば予選ではセクター毎のタイムがアップされ、あるドライバーがどこでタイムを伸ばしているのか、逆にどのエリアのタイムを削らなければいけないのかという情報はもちろんのこと、現在アタック中のドライバーがタイムを刻んできていることも一目でわかる(タイムを更新した場合は色違いで掲載される)ツールとなっています。
 決勝でも現在のラップタイムと前方のドライバーとのタイム差が表示されるため、テレビに映っていないところでのドライバーの頑張りや、バトルをしているか単独走行状態になっているかなども簡単に理解することができます。
 今年のピレリタイヤは一気にタイムが落ち込む傾向にありますから、タイヤの使用期限が来た時もタイムを見ていれば簡単にわかるわけです。


 ただ、これを有意義に使うためにもリアルタイムでレースを追いたいところで、フジテレビNEXTなどで生中継を追っておきたいところですけどね。
 録画放送にあわせてライブタイミングを見ても意味がないですし、ライブタイミングだけを見て結果だけ先に知ってしまうというのも、あまり面白さは感じないかなと。
 ぜひ生中継を見られる環境と合わせて、ライブタイミングも使用してみてはいかがでしょうか。




 少し話が脱線してしまいますけど、今年の地上波の予選中継は例年にも増して酷かったようですね。
 過剰演出もいいところというか、敢えてダメにしているのかな…とすら思ってしまいました。
 FIA側が出しているテロップも若干地上波の方が色が濃くなっている印象がありますし、それに加えてべたべたといろんなものを付けてしまって…。


 サッカーの日本代表の放送などでリプレイが多いときも同様のことを感じるですけど、日本のテレビ局はスポーツ中継ですらも自分達の掌の中で番組を”演出したい”と考えているのでしょうか。
 しかし、スポーツは良く言われているように、『筋書きのないドラマ』(大元は野球からきた言葉でしょうか?)だからこそ面白いわけで。
 それを自分達の手で強引に演出しようとしてしまった時点で、個人的にはちょっと気持ちが萎えてしまうなぁと。
 スポーツ本来の良さを伝えようという覚悟がなければ、良いスポーツ放送なんてできないんじゃないかななんて思うのですが…。