各チーム・ドライバーが日本を応援するメッセージ

 F1開幕戦、オーストラリアGPが昨日からスタート。
 各チーム、ドライバーがマシンやヘルメットにロゴを描き、日本への応援の姿勢を見せてくれています。


 昨年のチャンピオンであるベッテルとチームメイトであるウェバーは、ヘルメットに日の丸を記載。
 元チャンピオンであるミハエル・シューマッハーも、ヘルメットに日本語でメッセージを記載してくれています。
 そして、トヨタ時代日本GPにあわせて侍と桜のデザインのヘルメットを使用したことのあるトゥルーリは、ヘルメット全体を日の丸カラーにするという非常に大掛かりな変更をしてくれました。


 ドライバーだけでなく、多くのチームもマシンに日本へのメッセージが付いたロゴを付けてくれています。
 中でも目立っていたのが名門フェラーリで、ノーズのステー(フロントウイングの釣り下げ部分)に大きく、日の丸と「ガンバレ!日本」の文字が。
 本当にありがたいことです。
 ぜひ、これから行われる予選・決勝で確認していただきたいところですが、その一部をこちらで見ることが出来ます。


 
 正直なにか行動をしくれるところはあるのかな?と期待していた部分はあったのですが、ここで全てを取り上げられないくらい多くのメッセージが見られて感動しました。
 しかも、一部は同様のロゴを使用していたところもありましたが、違うデザインを使用しているところも多く、各々で準備をしてくれたんだなぁと思うとますます嬉しく感じますね。
 この忙しい開幕直前の時期に、わざわざ日本のために労力を割いてくれたわけですから、それだけでももう…。


 日本側としてはしっかりとこういった活動を取り上げて、こういった恩を忘れないことがまずは大事なことではないかと思います。
 そして、今はまだ被災に合われている人たちのことを考えると言いづらいことではありますが、いつかは感謝の言葉を返したいですね…。



 しかし、多くの企業がF1から撤退してしまった日本に対して、これだけ思ってくれるチーム・ドライバーがいるというのは嬉しい反面、複雑な思いもあります。
 「F1はお金のかかる贅沢なスポーツ」なんて言われていますけど、今回の件を見てもそれだけじゃないんじゃないでしょうか。
 いつか再びこういった素晴らしい部分のあるカテゴリーに、再び日本企業がチャレンジすることを期待したいと私は思います。




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