アムカル、2度目のトルコキャンプも巻は不参加?

 1月の中旬にトルコアンタルヤキャンプでシーズンのスタートを切ったアムカル・ペルミですが、2月2日から再びトルコキャンプを実施しているそうです。
 ペルミのここ数日の気温を調べてみると、最高気温でも−7℃から-12℃で雪の日も多いので、確実に練習を行うためにはトルコの方まで遠征する必要があるのかもしれません。
 今回のトルコキャンプにはユースチームも同行しているようで、若い選手達も良い経験を積める機会が作られているようです。


 しかし、クラブ公式サイトの発表にはトルコキャンプに参加するメンバーの一覧が公表されているのですが、前回のトルコキャンプには参加した巻の名前が今回はないようです。
 怪我などの問題なのかもしれませんが、「Andrew Topcuは膝の手術のため不参加となる」とわざわざ書かれており、巻も負傷だった場合にはそういった説明があるのではないかと思うのですが。
 もしかしたら移籍などの可能性もあるのでしょうか。


 なお、昨日アムカルからクラスノダールロシアプレミアリーグ)への移籍が発表されたGKウスミンスキに関して、公式サイトのタイトルには最初の移籍と書かれています。
 ウスミンスキ本人は多くのクラブを渡り歩いてきた選手ですから、この「最初の移籍」というのはクラブに関してのことなのでしょうし、今後選手が移籍する可能性もあるということなのかなと。
 アムカルはリーグ撤退の問題でオフの動きが遅れていて、これまで契約満了となった選手、レンタル絡みの選手、クシェフのように自ら退団を選んだ選手(その後母国のスラビア・ソフィア入団が決定)以外の移籍は決まっていなかった模様です。


 前回のトルコキャンプでは練習試合を3試合組まなかったアムカルですが、今回は7試合も予定されているようです(ただし、同日に行われる試合もある模様ですが)。
 メンバーも22人と前回より厳選されており、より実戦的なトレーニングが組まれることも予想されますから、巻がアムカルに残るのであってもこのキャンプに参加できないというのは非常に残念なことです。



 ここからは以前のエントリーの再確認ということになりますが、こちらの記事によると今期のアムカルの予算は6億ルーブル(約16億円)。
 そのうちの半分となる3億ルーブルをペルミ市が負担して、残り3億ルーブルをクラブが用意しなければいけないと書かれています。
 ところで、アムカルはプレミアリーグ撤退の時に1億6700万ルーブルの負債を抱えていると言われていましたが、その額はどうなったんでしょうね。
 負債を抱えたまま…ということになるのでしょうか。


 しかし、ロシアプレミアリーグ1部の下位チームで、降格の可能性もあったクラブとはいえ、予算は16億円程度なんですね。
 ジェフの2009年度で総予算30億円ですから約半分の規模ということになりますね。
 上位数クラブが大きな規模で戦っている感じなのかもしれませんが、ロシアのクラブチームというと予算には余裕がある印象があったのですが、今期のアムカルやサターンの件だけでなく、昨年はトム・トムスクやクリリア・ソベトフ、FCモスクワも財政難に陥ってしまったようですし、全体的にみると経営面の状況は決していいとは言えないようですね。