巻、アムカル・ペルミのトルコキャンプに参加

 経営難により今期の状況がいまだ不透明なアムカル・ペルミですが、徐々にチームの準備は開始されておりトップチームはトルコキャンプに向かったとのことです。
 アムカルの公式サイトのリリースによると、25人の主力選手が参加しリスティッチや移籍の噂もあるピエフに加えて、巻の名前も。
 また、ロシア1部FCヒムキもトルコキャンプを行うそうで、楽山もメンバーに選ばれたようです。
 まさかこんな形で、再び巻と楽山があのアンタルヤを訪れることになろうとは…(笑)


 考えてみればこの時期にロシアでキャンプを組むのは難しいのかもしれませんし、ロシアのチームこそトルコなどで練習するしかないのかもしれませんね。
 アムカルは14日間の予定で練習試合も3試合予定しているそうなので(少ない!と思ってしまうけど、むしろオシム親子が異常だったのかな…笑)、その内容や巻のプレーも気になるところですね。


 しかし、肝心の予算、そして今期の動向は大丈夫なんでしょうか。
 ロシアプレミアリーグ残留の可能性も言われているアムカルですが、先週末ロシア石油会社大手のSiburとのスポンサー契約の交渉が決裂したと報じられました。
 また、サターンも同時にプレミアリーグ撤退を表明しているため、来季は16チームから14チームにリーグ参加クラブ数を減少する案も出ているようです。
 今回のトルコキャンプも、もしかしたらそこで選手の売り込みなどが行われる可能性もあるのかもしれませんね。
 ジェフもトルコキャンプに参加しているときは、そういったクラブ間の話し合いがあったようですし。



 なお、37歳でキャプテンマークを付けることもあったFWクシェフは、アムカルと選手としての契約はもう行わないだろうという話をしている模様です。
 インタビュー記事によると指導者ライセンスもあるためアシスタントコーチとしてアムカルに残りたかったが、ユースのコーチとしてオファーを受けた…と行ったところなのかなと思います。
 まだ現役を続行する可能性も示唆しており他クラブからのオファーもあったようなのですが、ひとまずはトルコにも行かずブルガリアで代理人を通してアムカルの決定を待つとのことです。



 また、コーチ陣の新体制に関してですが、以前のヘッドコーチでありアムカルで選手としてのプレー経験があるロシア人のRustem Hoozin氏が監督に。
 そして、昨年のラシード・ラキモフ監督がアシスタントコーチに就任すると発表されたようです。
 何を言っているのか自分でもよくわかりませんが、こちらの記事によるとラキモフ氏はアムカルがプレミアリーグに残ればチームを助ける。
 しかし、チームが1部や2部に降格した場合にはチームを去る、ということを繰り返し主張しているとのことで、進退を悩んだ結果ひとまずはこういった結論に達したのかなと。
 まぁ、このあたりも状況次第で、どうなるかわからないところなのかもしれまんね。
 ロシアプレミアリーグのテレクが監督交代となるそうで、後任にラキモフ氏の名前も浮上しているようですし。
 ただ、この話を聞くと、アムカルが2部以下に降格する可能性もやはりなくはないのかなと。


 なお、同時にコンスタンチン・パラモノフ氏がユースチームの監督に就任しました。
 この方はアムカル伝説のFWで、巻の前に背番号「9」を付けていた選手でもあります。
 将来的にはトップチームの監督として期待されているのかもしれませんね。
 クラブの将来に向けて明るい話もあるわけですから、それを無駄にはしたくないところだと思うのですが…。