ロンドンパラリンピック、全日程を終了

 ロンドンパラリンピックが9日閉会式を迎え、全日程を終了しました。
 私が個人的に注目していた競技では、ボッチャで日本代表が初のベスト8。
 車いすバスケ日本代表は9、10位決定戦でイタリアに勝ち、9位で終了となりました。
 こちらの記事によると、元ジェフの京谷は現役引退を考えているようです。
 今後はサッカー指導者としての道を目指すことになるのでしょうか。
 車いすテニスの国枝はダブルスでは準決勝で敗退してしまいましたが、シングルスでは優勝。
 北京に続いて、パラリンピック2連覇を果たしました。
 おめでとうございます。


 パラリンピックyoutube公式アカウントでは、車いすテニス決勝戦などの動画がアップされています。
 1時間半もの動画となっており、まだすべてを見きれてはいないのですが、試合をフルで見られるということなんでしょうか。
 これはすごい。

 しかし、毎日パラリンピックはハイライトで追っていたのですが、メインスタジアムは連日のように満席となっており「凄い!」と思っていたのですが、残念ながらテニス会場は決勝戦になっても客の入りが悪かったですね…。
 地理的な問題などもあったんでしょうか。
 ここまでテニスがガラガラだと、逆にどうやってメインスタジアムの集客をしたのかが気になってしまいますが。


 また、元F1ドライバーCARTチャンピオンのアレックス・ザナルディも16kmのタイムトライアルと64kmの個人ロードレースの2つで金メダルを獲得。
 リレーでも銀メダルを獲得し、3つのメダルに輝きました。
 CARTのレース中に両足切断の大事故を起こしたザネッティの今回の活躍は、多くの人に希望を与えたのではないでしょうか。
 ザナルディは来期、世界三大レースの1つインディ500への参戦も噂されています。



 その他の競技でも感じたのですけど、とにかく参加選手が明るい。
 すごく前向きな姿勢でスポーツに臨んでいるのが印象的で、そういった部分というのは健常者のスポーツ選手も私たちも学ぶべきところがあるようにと感じました。


 パラリンピックなど障害者スポーツは競技によって障害の程度によってクラス分けされていたりするのですが、それでもどうしても障害によって差が出てしまう印象もあって。
 その点を考えると、勝ち負けだけではなく、一人一人の努力やそれまでの過程が重要視されるべきなのかなと感じました。
 千葉国体と同時に行われた障害者スポーツ大会でも感じましたが、純粋に競技を楽しみ多くの人にサポートされながら努力していく選手たちの姿勢というのは、スポーツの原点を感じたというか、本来のスポーツのあるべき姿みたいなものを再び考えさせてくれたように思います。
 参加された選手、関係者の皆さん、お疲れ様でした。