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清水に攻め込まれるも引き分けで終わる

JEF

 前節東京V戦は16時キックオフでしたが、昨日の清水戦は18時キックオフでした。
 ここからキックオフ時間が発表されている8月末の試合まで、全てのジェフ戦が18時以降のキックオフとなります。
 気温も高まってきましたし、本格的に夏が到来しますね。


 選手はもちろん大変でしょうが、ブログを書く方としても日曜の遅い時間スタートだと、翌日朝までに間に合うか心配になります…(笑)
 もし間に合わない日があったら、その時はご了承ください。
■互いに得点を取り合い後半へ
 エウトンが出場停止のジェフは、オナイウがスタメンとなりました。
 井出がベンチスタートとなり、山本がボランチでスタメン出場し、長澤が右SHへ。
 ベンチには怪我から富澤が復帰し、他に比嘉がメンバー入りして、若狭、北爪が外れました。


 前節横浜FCに勝利した清水は、スタメンに変化なし。
 ベンチからは福村が外れて、ヤコヴィッチが入っています。
 負傷したエース大前に代わって、2試合連続で21歳のFW金子翔太がスタメンに名を連ねました。



 試合開始直後、ジェフの攻撃。
 中盤でのボールの奪い合いから、こぼれたところを長澤が拾います。
 そのままミドルシュートを放ちますが、枠を捉えきれず。


 3分には清水の攻撃。
 左サイドでのスローインから、白崎がこぼれ球を拾って枝村とのワンツーからミドルシュート
 しかし、GK佐藤がセーブ。
 立ち上りから両チーム、積極的に仕掛けていきます。



 スコアが動いたのは17分。
 ゴール前左寄りで清水が得たFK。
 これをチョン・テセが直接決め、1-0とします。
 パワーもあってうまく曲げて落とした、素晴らしいシュートでした。


 しかし、20分にはジェフのゴール。
 後方からのボールを町田が粘って繋ぎ、走り込んできたオナイウへ。
 オナイウが思い切ってミドルシュートを放つと、これがゴール右隅に決まって1-1に。



 得点直後には、清水の攻撃。
 後方からのボールに反応した枝村が、ワンタッチでDFをかわしてシュート。
 しかし、枠を捉えきれず。


 キックオフから両チーム共に縦に速い、アグレッシブな試合展開でした。
 ジェフは遅攻からのビルドアップは作れないものの、カウンターでゴールを狙う。
 一方の清水はチョン・テセを起点にしつつ、金子などが縦に仕掛けていく。


 しかし、前半途中からジェフの動きが落ちていき、プレスに行けなくなっていきます。
 清水がボールを持つ時間が長くなり、ジェフは守りの展開に。
 しかし、清水もアタッキングサードでの距離感や連携がもう1つで、単独での仕掛けが目立っていた印象でした。



 それでも41分、清水の攻撃。
 清水の中盤でのパスワークから、ジェフが六平をフリーにしてしまい、裏へスルーパスを出されます。
 右サイドで川口が完全に裏を取りますが、クロスは何とかゴール前でブロック。


 45分には清水の決定的なチャンス。
 左サイドからのFKを金子を蹴ると、ゴール前で三浦がヘディングで合わせます。
 しかし、ゴール右隅をそれます。


 このシーンでは、ジェフの守備陣が完全に前を取られてしまいました。
 最後に三浦に対面したのはイでしたが、本来のマーカーはオナイウだったと思います。
 相手が外してくれたので助かりましたが、ジェフからすれば命拾いしたシーンでしたね。
■清水が攻め続けるもスコアは動かず
 1-1で折り返した前半でしたが、シュート数は清水が7本でジェフが3本。
 よりゴールまで近づけていたのは、清水だったように思います。
 決定機も清水の方が多かったと思います。


 後半も清水の流れで、試合が進んでいきます。
 57分には清水の攻撃。
 右ボランチの六平から、左サイドに大きく展開。
 ボールを受けた松原からのクロスは合わなかったものの、こぼれ球を川口がミドルシュート
 しかし、GK佐藤がセーブ。



 前半途中からボールを持たれる展開が増えてたジェフですが、後半からはさらにプレスに行けなくなってしまいました。
 前からチェイスに行けないだけでなく、パスコースを限定できないため、自由に展開されてしまう。
 特にボランチからフリーでパスを出されることが増え、そこから全体のラインも押し込まれていきました。


 57分にも清水の攻撃。
 後方からのパスワークからボランチの河井、左SB松原とつないで、中央の金子がキープし右サイドの川口へ。
 最後のクロスは合わなかったものの、ジェフの前線からの守備が効かずにそこから攻撃を作られたパターンでした。


 流れの良くないジェフは、先に選手交代。
 59分、山本に代わって富澤を投入します。
 しかし、その直後にも富澤に競り勝った白崎にスルーパスを出され、チョン・テセが飛び出します。
 ジェフはGK佐藤が飛び出して何とか対応。 



 63分、清水の選手交代
 金子に代えて、北川が投入されます。
 その直後には白崎からのセンタリングを、チョン・テセが頭で合わせますが枠に飛ばず。


 清水の攻撃が続く展開。
 右サイドからのクロスは跳ね返したものの、中盤で拾われると松原がミドルシュート
 鋭いシュートでしたが、ゴール右を逸れます。
 しかし、清水の攻撃練習のような展開が続きます。



 67分には清水の決定機。
 オナイウがボールを奪われたところから、アランダが白崎にかわされ北川へ。
 北側がクロスを上げチョン・テセがヘディングシュートを放ちますが、なんとかGK佐藤が片手でセーブ。


 68分、ジェフは町田に代えて井出を投入し、長澤が中央へ移ります。
 70分にも清水のチャンス。
 清水のCKからファーでヘディングシュートを放たれますが、GK佐藤がセーブ。



 80分、久々にジェフの攻撃。
 左サイドからのCKを阿部が蹴ると、近藤がヘディングで合わせます。
 しかし、GK杉山がセーブ。


 後半開始から、ここまで攻め続けていた清水。
 しかし、チャンスを決めきれずにいると、さすがに試合終盤は運動量が落ちてきました。
 ようやくジェフも、高い位置までボールを持ち込めるようになっていきました。



 85分、ジェフの攻撃。
 右サイドからのFKを船山が蹴ると、オナイウが頭で合わせます。
 しかし、枠は捉えることが出来ず。
 その直後、清水は六平に代えて竹内を投入します。


 後半アディショナルタイム
 ジェフは長澤に代えて菅嶋を投入。
 最後はカウンターから船山がスルーパス
 オナイウが飛び出しますが、シュートはGK杉山に止められ1-1の引き分けとなりました。 
■前からのプレスが効かず劣勢に
 後半開始から80分あたりまで、清水がいつゴールを決めてもおかしくないような展開だったと思います。
 ジェフからすれば良くしのいだ…と言いたいところですが、清水の決定力不足に救われたという印象の強い試合だったのではないでしょうか。
 いい選手はいるけれど、試合を決める選手という意味で、やはりエース大前の穴は大きいのかもしれません。


 前半途中から相手の流れになっていたのは、前からの守備が機能していなかったからでしょう。
 ここ数試合流れがいい時のジェフは前からのプレスが効いていて、そこからハーフカウンターで攻撃の形を作れた。
 しかし、この試合ではキックオフから得点までの時間と、後半の残り短い時間帯しかその形が作れなかった。
 そして、良い流れ以外での落ち込みが、極めて大きな試合だったと言えるでしょう。


 FWは前でボールを奪えなくてもパスコースを消して、特に中央から攻撃を作らせない守備を作らなければいけない。
 しかし、この試合では簡単に、相手ボランチを空け過ぎていた。
 そこから守備で大きく後手に回り、相手に主導権を握られていたのだと思います。



 その点で、エウトンがいなかったのは大きかったと思います。
 エウトンは守備でも球際が強いし、攻撃でも高い位置で体を張れる。
 攻守にフィジカルの強さを活かして、相手のプレッシャーになっているように思います。


 オナイウは確かにゴールを決めましたが、ゴール以外のプレーでは課題が目立ったと思います。
 ボールロストも非常に多かったし、守備でも相手に圧力をかけきれなかった。
 相手を追いには行っても目の前でボールを繋がれることが多く、特に後半の清水はあえてオナイウのところからビルドアップを始めていた印象すらありました。



 ジェフがシーズン序盤よりここ数試合の方が結果を残していたのも、守備で中盤中央のスペースを与えることが少なくなったところが大きいと思います。
 前線ではエウトンと町田がプレスに行き中央へのパスコースを消し、前に行かない時もしっかりプレスバックをする。
 中盤ではアランダを中心に、危険な場所を潰す。


 そこが出来ていたからこそ、ハーフカウンターも機能していた。
 また前からの守備が最近のトレンドである4-4-2からのハーフカウンターのベースラインだとも思うだけに、そこが欠けてしまっては戦術的にも厳しいものがあると思います。
 それだけにこの試合では吉田がスタメンだろうと思っていたのですが、オナイウの一発に期待したということでしょうか。


 確かにオナイウはその一発を決めたことになるし、試合終盤にも惜しいシーンはあった。
 しかし、守備の基本のところが計算できないと、どうしても厳しい時間が長くなってしまうと思います。
 この試合では清水が外し続けてくれたので、結果的に助かりましたが…。



 オナイウだけでなく、チーム全体としても運動量が少なかったように思います。
 そういった状況下で押し込まれた時にどう対応するか、中途半端だった印象もありました。
 無理に前に行こうとして、その分裏を取られてしまったり。
 逆に引いても中盤が空いてしまい、そこから攻撃を作られてしまった。


 足が止まった時に、どのようにしのぐのか。
 これから夏にかけて、足が止まることも多くなっていくでしょう。
 選手の運動量だけに頼った守備では今後が心配ですし、効率の良い守り方や戦い方が求められてくるのかもしれません。



 ともかく、何とか拾った勝点1ですから、これを大事にしていきたいところですね。
 今のチームのどこが強みで、どこは譲らないのか。
 そのあたりをもう一度確認した上で進んでいかなければ、また迷子になりかねないのかなとも思わなくもありません。