元ジェフが活躍する水戸戦 ジェフは井出ボランチ?

 まずは業務連絡から。
 昨日始まった京都系ブログ『Brandnew Dawn』とのコラボ企画ですが、試合が引き分けになった場合をすっかり忘れていました。
 引き分けの場合はブログのカラー変更はなし。
 お互いに相手ブログの紹介をし、それに返答するといったルールにしたいと思います。


 昨日の夜に『Brandnew Dawn』も、コラボ一回目の更新がアップされました。
 ジェフとの思い出を丁寧に書かれているのがへー様らしく楽しく読ませていただいたのですが、質問は結構突っ込んできてますね…(笑)
 頑張って答えたいと思います。



 さて、町田、山口とJ2昇格チームとの連戦で、勝点1しか奪えなかったジェフ。
 順位も10位まで、下がってしまいました。
 明日はアウェイで、水戸と対戦します。


 今季の水戸は兵働、佐藤祥、伊藤槙人と元ジェフ選手が活躍。
 兵働はここまで全試合でスタメン出場を果たしており、ボランチとしてパスワーク面で貢献。
 若い選手が多い水戸ですから、経験豊富な兵働は貴重な存在となっているのではないでしょうか。


 佐藤祥も、開幕戦から右SBでスタメン出場。
 豊富な運動量と安定した守備だけでなく、ビルドアップ面でも活躍している印象です。
 前節東京V戦では、左SBに移ってスタメンフル出場を果たしています。


 伊藤も開幕からスタメンを獲得。
 第7節の愛媛戦まで、ポジションをキープしていました。
 しかし、第8節長崎戦は震災の影響で試合が中止し、第9節東京V戦ではベンチスタートとなってしまいました。



 ここまでの水戸は、2勝4敗2分で16位。
 あまり芳しくないスタートと、言えるのではないでしょうか。
 そこで前節では、一部メンバーを入れ替えて戦いました。


 水戸の特徴はフィジカルの強いFW三島にボールを当てて中盤が拾い、そこからテンポよくつないでいく攻撃ではないかと思います。
 昔から水戸は監督が代わっても、こういったサッカーを継続している印象があります。
 しかし、今季はなかなかパスワークから得点が奪えず三島の強さばかりが目立っていたのですが、前節では左SHにスピードのある湯浅などを起用することで、攻撃の幅が広がったのではないかと思います。


 前節東京V戦では3-0で水戸が快勝し、今季2勝目をあげました。
 しかし、水戸の状態も上がってきているのかもしれませんが、それ以上に東京Vの出来が悪かった。
 ボールを持ってもサポートの動きが少なく、選手たちの覇気もなかったように思えます。
 ジェフが参考とするには、難しい試合だったような印象です。



 ジェフは前節山口戦の試合中に、アランダが負傷。
 BLOGOLAによると、井出のボランチも試しているようです。
 しかし、山本とアランダの2人が離脱しただけで、「野戦病院」と言うのはいかがなものでしょう。
 確かにパスを出せるタイプのボランチ2人が抜けたことにはなりますが、むしろここまで怪我人は少なかった方だと思います…。
 それで苦しむようであれば、選手構成の方にも問題がありそうです。


 実際山口戦での勇人の出来も、決して悪くなかったと思います。
 失点時のミスに絡んでしまったために悪い印象が残ったかもしれませんが、ジェフの1点目の起点となった勇人のロングパスも一級品のものでした。
 アランダほどのボール奪取力はないにしても、コンディション自体は悪くないのではないでしょうか。


 途中からボランチに回った町田も、攻撃面では良さを見せてくれました。
 中盤でパスを散らすだけでなく、長澤や船山がタメを作っている間に町田が追い越す展開には可能性も感じました。
 しかし、スタートからの出場となると、守備面におけるサイズ面で不安があるのでしょうか。



 ただ、井出も守備面に関しては、本職ほど期待は出来ないように思います。
 これまでにも井出のボランチは練習などでは何回かやっていたと思いますが、今年のジェフは特に深く守ることが多いので跳ね返す面も求められるでしょう。
 また特にここ数戦は引いた位置からボランチの片方が前に出ていって対応するという関係性だったように思いますので、対人守備も重要になるのではないでしょうか。


 山口戦でもアランダの負傷交代の影響は、確かにあったと思います。
 しかし、アランダが退場する前の11分にも、船山、井出、アランダ、富澤が左サイドに釣り出されて、中央がぽっかりと空き、そこをパスワークでつかれてしまった。
 同サイドに密集し過ぎて、コースを消せず展開される…といったパターンは、関塚監督が就任してから長らくの課題ですから、チームとしての守備に問題がある。
 そういった状況で、井出をボランチで使ってうまくいくかどうか。


 また、井出は確かに技術もありパスも出せる選手だとは思いますが、低い位置からボールを供給できるか。
 後方から持ち上がるタイプでもないと思いますし、基本的には高い位置でプレーさせたい選手ではないでしょうか。
 山本、アランダが抜けてパスを出せるボランチを置きたいのかもしれませんが、ただ攻撃力のある選手をボランチで使えばいいというわけでもないでしょう。
 井出がボランチとなれば、当然2列目の選手の組み合わせも、また検討しなければいけなくなります。



 関塚監督が人気があった理由の1つには、積極的に選手などを入れ替える面もあったのではないかと思います。
 選手が入れ替われば新たな可能性を見ることが出来るし、見ている側の飽きも来ないといった側面もあるのでしょう。
 確かに井出のボランチ起用なども、やってみれば面白さを感じるかもしれない。
 ただ、その分チームの熟成は遅くなる可能性があるし、昨日も話したように課題を有耶無耶に終わらせてしまうこともある。


 昨年あたりから「頻繁に入れ替えるからチームの熟成が遅れるのではないか」といった意見を目にしますが、個人的には「チームを熟成させられないから動かざるを得ない」のではないかと思っています。
 結果は同じかもしれませんが、状況は大きく異なる。
 関塚監督は昨年4月に「攻撃のバリエーション不足」を指摘して、実際にそこからチームが苦しんでいったように、状況を分析する眼は持っているのではないでしょうか。


 しかし、そこで応急処置のような形で、目先を変えるための変化を与え、その場凌ぎの対応をしてしまう。
 根本的に状況を改善し、細部を詰めていき、チームを熟成する…といった点において、大きな課題がある。
 だから、選手などを入れ替えることで短期間は成績が上がる場合があるものの、数ヶ月しか続かずまた成績が下がってしまう。
 それが2014年の10月であり、昨年の開幕期(ハイプレス期)であり、昨年8月(松田加入時)だったのではないかと思います。



 今年も開幕当初は成績が悪くなかったものの、4月に入ってから成績が下がっていることになります。
 ここから目先を変えるだけでなく、どっしりと構えてチームを熟成し、真の意味での力を付けることが出来るか。
 関塚監督にとって、ここからが本当の勝負ですね。


 次回の更新予定は未定。
 遅ければ1日の朝に。