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船山がダイレクトボレーで今季初ゴール

 1-0で勝利した横浜FC戦で船山が今季初ゴール。
 船山は昨年川崎で無得点でしたので、久々の得点ということになりました。
 フリーな状況だったとはいえ簡単なシュートではなかったですし、船山の攻撃センスを感じるシーンだったのではないでしょうか。
 チームとしても決定的なチャンスは少ない展開でしたし、船山の決定力に助けられた試合だったとも言えるのかもしれません。



 多々良からのセンタリングを、ダイレクトで足元で合わせてゴール。
 一度トラップしてボールを止めていたら、相手DFやGKが詰めていてコースがなくなっていたでしょう。
 ダイレクトでシュートを狙うという判断が、まず素晴らしかったと思います。


 加えて、逆サイドのコースにシュートを決めている。
 ファーでボールを受けたため角度がない状況でシュートコースもあそこしかなかったと思いますが、見事にそこを狙ってコントロールしています。
 このあたりに、シュートセンスを感じます。


 得点シーンを見返してみると、多々良がセンタリングを上げる前に船山がバックステップをして、ファーに開いていることがわかります。
 横浜FCの守備陣は中央に絞る意識が非常に強かったこともあり、背後での船山のこの動きを見逃していた。
 この動きによって船山がフリーになってシュートを打てたということで、相手との駆け引きの中でもうまさを見せてくれました。



 船山はサイドでもプレーできる選手だとは思いますが、この攻撃センスを考えればやはり中央で見たい選手なのではないかと思います。
 小柄な選手で守備の貢献度ではもう1つなところも感じますから、サイドで起用すると守備面や"重さ"の面でも不安が出るかもしれません。
 パスワークにおいても足元の技術もありますが、中盤での"組み立て"というよりもゴールに直結する"チャンスメイク"で良さが出せるタイプではないかと思います。


 そして、何よりも今回も感じたシュートセンスですね。
 2012年から松本で3年連続二桁得点を決めており、2014年には19得点をあげてJ2得点ランク3位となり松本の昇格に貢献していますが、横浜FC戦でもそのポテンシャルを十分に見せてくれました。
 前に強い、縦に鋭いタイプの選手ということで、関塚監督との相性もいいのかもしれません。
 


 ただ、船山を活かすことを考えると、ターゲットタイプのFWと組み合わせた2トップかトップ下でプレーさせる方がいいのかもしれません。
 ポストプレーが出来るタイプではないですし、1トップだとマークも厳しくなる。
 ターゲット役が囮になったりボールを落としたりすることで、船山が前を向いてプレーする形が船山を活かす上では理想的な展開ではないかと思います。


 一方で、これまでの印象だと、関塚監督は長澤への期待もかなり高いのではないかと思います。
 開幕戦と第2戦ではあえてシステムを変えてまで途中投入し、第3節では満を持してのスタメン起用。
 横浜FCの状態も考えて、この試合ならスタートからでも戦いやすいと考えたのではないか…とも思わなくもありません。



 昨日の話の続きになりますが、船山を活かしたいなのであれば2トップの方が良さそうだし、長澤を活かしたいならトップ下の方が良さが出るかもしれない…。
 他にも井出や小池、吉田やエウトンにもそれぞれに特徴はあると思うし、オナイウや町田も控えている。
 そういった状況下で、最終的に誰を攻撃の軸として考えていくのか。
 全員が同時にピッチに出て、全員が持ち味を出せる状況を作れるはずもなく、誰かがどこかで犠牲にならなければいけない部分も出てくるでしょう。


 その中でどのように整理整頓をして、最終的にチームの強みとして成立させていくのか。
 本来はそういった部分が、セレクタータイプの監督における腕の見せ所ではないかと思います。
 まだ開幕から間もない状況ですから、現時点で模索するのは仕方ないところもあるでしょう。
 とはいえ、頻繁に目移りしていては軸も確立できないわけで、うまくベストな組み合せを作り上げてほしいところではないでしょうか。