今年も1年間、お疲れ様でした
2015年も残すところ、あと2日ということになりました。
今年もお疲れ様でした。
ジェフ関連では悩みの多い1年となったように思います。
さらっと終えてもいいのですが、最後ですから素直に書きたいと思います。
まずシーズン序盤。
あの頃のジェフは、強かったと思います。
パウリーニョやペチュニクを中心とした激しいハイプレスと、迫力のあるショートカウンター、アーリークロス。
プレスを避けてのロングキックも大岩とキムが跳ね返し、中村が蹴るセットプレーも脅威だった。
チームが"はまっていた"と思いますし、懸念していた補強も1人1人が当たって見事に成功した印象でした。
ただ、あくまでも個人的な話ではありますが、自分の抱いていたジェフとのイメージとは大きくかけ離れたサッカーでもありました。
確かにパワフルで勢いのあるサッカーでありあのようなサッカーの良さも十分あるとは思うのですが、一方で個人能力に任せたアバウトな印象も強かった。
個人的にはジェフのサッカーというのは、個人能力に頼らず細かな戦術を下に組織で戦うサッカーといったイメージがあっただけに違和感を覚えた部分がありました。
とはいえ、このブログは義務感半分でやっているところがあり、そういった自分の好みやイメージなどはなるべく押し殺している部分もあるので(成功する・しないに対する批評はするにしても)、あまり口には出さないようにして他サポを中心に相談したりしていたわけですが…。
もちろん「ジェフなら応援する」というのがサポーターにとっては正しいスタンスなのかもしれませんが、そうはいっても誰しも「ジェフとは何なのか」という定義付けはどこかしらにあるはずだと思います。
それがチーム名なのか、チームカラーなのか、千葉にあることなのか、選手なのか、サッカーなのかは、それぞれの人によって違うでしょう。
私にとってはそれがクラブのビジョンだったり、サッカーの内容や組織・チーム作りの在り方なのだろうと思います。
ようするに、その人がクラブに期待するものとはなんなのか。
もっと言えば、その人にとって愛するとはいったい何なのかといった話になるのかもしれません。
人間で例えるのであれば、素朴な印象が好きだった相手が都会に出て大きく変わってしまった時、その人を愛せるのかどうか…という話ではないかと思います。
ですから、もしこのサッカーで昇格したのであれば、これで私にとっては潮時かなと思っていました。
新しいスタイルを築きあげることは今のジェフにとって極めて重要なことだとも思うし、この開幕序盤のサッカーが確立できればクラブとしても大きなことだとも思っていました。
昇格すればもちろん嬉しいしその後も陰ながら応援はするでしょうが、この違和感はぬぐえないままだろうと。
クラブにとってはいいことなのではないかと思う部分もあったからこそ悩んだところがあり、ここはこちらから潔く身を引くべきなのだろうと思っていました。
しかし、実際にはそのサッカーも1ヶ月で綻びが見えてきて、2か月後には早くも限界が来てしまった。
そこからは単純にチーム状況が厳しいという、新たな悩みが生まれてしまいました。
関塚監督の続投にも大きな疑問を感じ、長い低迷でブログを書く側としても前向きなことが書けず、難しいシーズンになってしまいました。
とはいえ、シーズン終盤に入ると、多くのサポーターも関塚監督に懐疑的な意見が増えてきた印象です。
以前にもお話しましたが、それによって昨年末のような期待先行で現実が見られないような状況よりは、健全になるのではないかと思っていました。
関塚監督に対しては度を超えた人格批判のようなバッシングはあまり出ないのではないかとも思いますし、冷静な見方が出来る正常な状態にようになっていくのではないかと期待していました。
ただ、オフに入ってからは、また悩みの多い時期に入ってしまいました。
確かに加入選手も少なくはないですが、今年のチームの現状や将来を見据えたものになっているのかどうか。
高橋GMのコメントからも強い信念というのは感じ取れなかったですし、斉藤氏のように「ベテランは取らない」というような意志の強さも今のところ感じない。
また斉藤氏への処遇や世間の評価に関しても疑問を感じ、鈴木監督から関塚監督へ移った時の"過去は切り捨て期待先行"な状態から、大きく変わっていないような印象を受けました。
もちろん斉藤氏がどうなるかの発表もまだされていないわけですが、単純に戦力が抜けること以上にクラブの方針などにおいて疑問を感じました。
シーズン中も苦しかったですが1週間後には試合があるわけで、1つの試合の中での疑問が生まれても翌週にはその答えが出ることが多い状態となります。
しかし、オフに関してはそうもいかないわけで、見えない部分や言えない部分も多いだけに、意外なほどオフの方が辛いところがありました。
もっとも先がわからない状況とは言え、個人的には関塚監督やパウリーニョに関してなど予想が当たっているところは少なくないように自負しているのですが…。
また昨日には新体制発表会とサポフェスの統合が発表になりました。
サポフェスはお祭りですから、そこにタレントなどを呼ぶのは一概に悪いとは言えないと思います。
しかし、特に今オフは新社長、新GMの就任、関塚監督の続投と、じっくりと話を聞きたいことは山ほどあったはずで。
この変化によってそういった機会がなくなる、少なくなるということになるのであれば残念なことではないかと私は思います。
先日も話した通り、サッカークラブの本分はやはりサッカーだと思います。
お笑いや音楽イベントをやっても本業には勝てないし、特に今回のイベントはサポーターを対象としたものでもあるはず。
コラボ的なイベントの必要性も十分理解しているつもりではありますが、それによって本質を損なってしまうのなら元も子もない。
フクアリが出来てJRに主導に変わって駅やイベントも含めて華やかになったし、それによるメリットもあるでしょう。
しかし、一方でサッカークラブとしては、ひ弱になっている面もなくはありません。
イベントや試合のエンターテイメント性を増して、チームもネームバリューや出身などを重視して。
そうやってクラブのブランドを高めるという側面も重要だとは思いますが、スポーツクラブとは何なのかを忘れてはいけないのではないかと思います。
一時的な観客の増加だけでは厳しいということは今年の動員推移を振り返っても見えてくる大きな課題の1つであり、地道にコツコツと地域に根付いた貢献・普及をしていかなければ真の意味での発展は難しいのではないでしょうか。
…とはいえ、いい加減私も"老害"であることを認めなければいけません。
今年の開幕時に感じたイメージへの違和感やクラブとしての在り方に関しても、私の考えは古いのかもしれません。
新規サポと古いサポの意見の食い違いは、他チームでも珍しくないことのようです。
かといって、一般論として考えると、新旧サポのどちらかがいなくなればそれで済むというような話も出ないはずです。
どちらの発想にも良さはあるかもしれないし、どちらも正解かもしれないし、どちらも間違いかもしれない。
もちろん新旧に限らず個人個人によっても考えは違うだろうし、古いサポでも柔軟に新たな発想へ対応できている方もいるでしょう。
しかし、私はそこが出来ておらず、ついていけていない面があるのかもしれません。
ネット上で文章をアップするのも、難しい時代になっている印象があります。
私のブログではないですが、ある記事がネットで話題になった時「そこがダメだからうまくいかないのではないか」と書かれいたため、そこばかりがTwitterで話題になっていました。
しかし、その文章で本当に伝えたい思いは多分そこではなく他を庇うための指摘だったように思いますし、記事全体の本筋もそこではなかったように思います。
けれども、批判の部分は目に残りやすいし、書かれた文章そのままに受け取られてしまったのではないかと感じました。
スマホの普及もあって誰もがネットで情報を閲覧できるようになっただけでなく、誰もがSNSなどで情報や意見を発信できるようになった時代において。
どうしても情報過多になって、その情報1つ1つがあまり吟味されなくなっているのではないかといった印象があります。
それによって「行間を読む」といったこともあまりされなくなり「著者の思い」なども後回しで、文字を文字の通り受け取られてしまうことが増えているのかなといった印象があります。
今求められているのは「短く簡潔で」「わかりやすく」「読みやすい」記事であり、私のようなブログは「無駄に長く」「わかりづらく」「読みづらい」文章で時代に即していないのかもしれない。
そんな中で十分なアクセス数をいただけているのは本当にありがたいことだとも思いますが、それでもやはり文章を読むにおいて重要なのは、単純に「そこに何を書いてあるのか」以上に「その文章から伝えたい真意は何なのか」なのではないでしょうか。
もっと言えば「その文章から読んだ人が何を感じとれたのか」が、大事なのではないかと思います。
まぁ、それをこちら側が言ってしまうのは、自分でもどうかとも思いますが。
Twitterに関しても、形式上どうしても瞬発的というか脊椎反射的な意見がメインとなってしまいます。
その結果、意見が一方通行になりがちだし、先ほど話した「情報が吟味されない」方向に進みがちなのかなとも思います。
また、どうしても私の意見はブログで出し切っている状況で、他の方に一言二言で反応されることも多くそのあたりにも難しさを感じます。
だから、まとめブログが流行っているというところもあるのでしょうか。
多く人の意見が集約され厳選されたまとめブログの方が、批判も受けにくいのかもしれないし世論の主線上にも乗りやすい。
バランス感覚などが求められるしまとめるのも大変だろうとは思いますが、意見が1対多ではなく多対多になる分共感は得やすいのかもしれません。
あるいはもう完全に日記風にして、自分の意見を述べることに専念するか。
…まぁ、どんなやり方にせよ、最終的に求められるのはセンスなのでしょうが。
長々となってしまいますが、結局は言いたかったのは何かというと、ブログもTwitterもちょっと疲れたなぁということだけです(笑)
好きでやっていることでもあり、諸々うまくやれていないことも含めて、完全なる自業自得ではあるのですが。
もっと肩の力を抜いて応援するというのが理想なのかもしれませんが、たぶんそれをやるとこのブログの価値というのもなくなってしまうように思います。
ということで、ちょうど年末年始にも入りますし、いつもより少し長いお休みにしようかと考えております。
それが1週間、2週間なのか、1ヶ月なのかもっと先なのかはわからないですけど。
多分1、2週間もすれば文章を書きたくなるとは思いますが、今のところは未定ということで。
外国人監督風に言うと、「どうなるか見てみましょう」といった感じですね(笑)
ということで、最後まで駄文で終ってしまいましたが、お付き合いいただきありがとうございました。
来年こそ、良いお年を。