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森本がミドルシュートから今季5ゴール目

 東京V戦、森本が素晴らしいミドルシュートを決め、その1点を守りきったジェフが勝利した試合でした。
 森本にとっては9月20日北九州戦以来のゴールで、今季ゴール目となります。


 札幌戦に続いて、2試合連続のスタメンとなった森本。
 ゴールだけでなくポストプレーなどでも体を張っていて、コンディションはよさそうに見えます。
 昨年もシーズン終盤に調子を上げてきましたし、この時期に調子のいい選手なのでしょうか。
 東京V戦の森本は65分と早い段階で交代しており、立ち上がりから飛ばしていた印象もありましたね。



 ゴールシーンは森本が得意とするパターン。
 ボールを受けて対面の選手が体勢を整える前に、素早くシュートを打ち切る。
 北九州戦でも体を倒しながら、素早いシュートでゴールを決めています。


 昨年末にも話した通り、森本はゴール前で何か特別な強さが選手ではない。
 強力なヘディングやスピード、相手を抜き去るドリブルなどを持っているわけではないし、相手との駆け引きで裏を取るような形も少ない。
 そのためコンスタントに得点を奪うのは難しいのではないかと、昨年も話していました。



 対人でのプレーには強みを感じませんが、素早くモーションに入ってシュートを打ち切るところに特徴があるFWと言えるのでしょう。
 それ故に昨シーズン後半は、積極的にシュートを打つことによって、調子を上げていったところがあります。
 特にミドルシュートに関しては威力もあって、ボールを抑える技術を感じるところもあります。


 ただ、素早くシュートを打つということは相手にとっても厄介でしょうが、シューター側にとっても難しい状況になる。
 そのため、シュートの成功率は決して高くないように思います。
 先日の東京V戦もゴールシーン以外でも積極的に素早いシュートを打っており、その中の1つがあの見事なゴールになったと言えると思います。


 しかし、昨シーズン終盤には、徐々に相手チームによる森本対策がとられていった印象でした。
 素早くシュートまで持ち込む森本に対して、ともかくシュートコースを消すことを優先する。
 ボールを持たれてもドリブルなどはないわけですから、早い段階でシュートコースさえ消せておけば森本の怖さは半減することになると思います。



 一方で前節の東京V戦は、前への重心が高いチーム。
 東京V下部組織出身のテクニカルで小柄な選手が多いチーム構成ですから、後方に引いて構えても厳しく攻守に前に出ていこうという意識の強いチームなのでしょう。
 そのため後方には広いスペースがあり、ジェフが縦に素早くロングボールを蹴り込むと守備の準備ができていないことが多かった。
 そこを森本が2度3度とついて、素早くシュートまで持ち込む展開が作れたのでしょう。
 森本としては、古巣から貴重なゴールをあげたことになりますね。


 ジェフのリーグ戦残り2試合は岡山、讃岐ともに守備に特徴のあるチームと言えると思います。
 そういったチームに対しても、森本が素早くシュートまで持ち込み、相手の脅威になりえるかどうか。
 コンディションの良さで、相手の守備陣からゴールを狙う形をつくれるかどうか。



 来季の補強なども始まってくる時期ですし、今季まだ5ゴールの森本としてもしっかりアピールしなければいけない状況だと思います。
 特にFWはクラブにとっても、補強しやすいポジションの1つと言えるのでしょうし。
 残り試合は少ないですが、森本の真価を問われる終盤戦と言えるのかもしれません。