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9月からの勝点同数 共に低迷する東京Vと対戦

 前節札幌に敗れたジェフですが、他の中位チームも勝点を伸ばせない展開は変わらず、順位は8位のままとなりました。
 今週末対戦するのは東京V。
 東京Vも前節磐田に敗れて、1つ順位を下げ7位となっています。


 東京Vとの勝点差は3で得失点ではジェフが上回っている状況ですので、東京V戦に勝てば順位を1つ上げることとなります。
 しかし、1つ順位を上げてもプレーオフ圏外には変わらないわけで、プレーオフに向けての直接対決とはいかず。
 プレーオフ戦線の生き残りをかけた試合ということになるのでしょう。


 ジェフは6位長崎との勝点差も3となっていますが、得失点差でも3離れています。
 もちろんジェフが勝って長崎が負けば勝点差の3は埋まり、両チームの得失点差も縮まりジェフが逆転する可能性もあります。
 しかし、どちらにせよ長崎次第といった立場には変わらず、残り試合数を考えれば苦しい状況にいることは間違いありません。



 7月中旬に5連勝をあげるなど、夏場には勢いのあった東京V。
 しかし、それ以降は失速し、順位も3位から徐々に後退しています。
 9月、10月のリーグ戦の成績は1勝2敗1分と芳しくなく、前節磐田戦も0-3で敗戦と苦戦が続いています。


 ジェフも開幕からの1ヶ月こそ好調で、ゴールデンウィーク連戦は何とか惰性で勝点を伸ばしましたが、それ以降は長らくの低迷。
 こちらも9月、10月のリーグ戦の成績は1勝2敗1分と厳しい成績で、前節札幌戦でも逆転負けを喫しています。
 過去2か月・ここ9試合で稼いだ勝点は、ジェフ、東京Vともに勝点8と同数になっています。


 それでもまだ辛うじてプレーオフ争いに加わっているわけで、これには両チームとも意外な印象を受けているかもしれません。
 それぞれここまでで、稼いだ貯金でなんとか順位を保てているということ。
 そして、ライバルチームも勝点を稼げていないということが大きいのではないでしょうか。



 東京Vは前節磐田に0-3で大敗してしまったわけですが、前半は磐田ペースだったと思います。
 ボランチがサイドに展開して、サイドを縦に鋭く仕掛ける。
 そして、サイドを縦に仕掛けて中央が空いてくれば、そこを使って相手を攻略する。


 冨樫が就任して、より若い選手たちに積極手に仕掛けさせる展開を作っている印象です。
 守備でも若くスピードがあって、運動量豊富な選手たちを中心に中盤でプレスをかける。
 選手起用とチームの狙いが、噛み合っている印象を受けます。



 ただ、守備に転じるとサイズやフィジカルの面の問題もあって、課題が出てきてしまう。
 どうしても小柄でテクニカルな選手が多いだけに、強さには欠けている部分があるのかもしれません。
 磐田戦でもジェイ、森島、アダイウントンといったパワフルな選手たちに苦戦していた印象です。
 全体的な守備の軽さ、甘さも感じた部分があり、そこが成績を伸ばせない1つの要因なのでしょうか。


 そして、現在最も苦しんでいるのが、得点力不足。
 7連勝の後の11試合で、無得点の試合が実に8試合。
 11試合で5得点しかしておらず、深刻な状況のようです。


 良い形でチャンスは作れるものの、最後のプレーで粘り切れない。
 さまざまな要因があるのでしょうが、ストライカー不在であること。
 攻撃でもゴール前でのフィジカル面の課題が、出ている部分もあるのかもしれません。
 若くエネルギッシュなチームで将来性も期待できると思うのですが、そこからホンモノのストライカーや試合を決められる選手が出てくるかどうかが課題ということになってくるのでしょうか。



 一方のジェフは、試合中の良い時間帯すらも、作れていない試合が続いています。
 9月から右肩下がりで徐々にチーム状況は悪化している印象で、東京V以上に状況は厳しいのではないでしょうか。
 攻守にバラバラな印象を受けます。


 前節札幌戦では水野が負傷交代。
 井出も負傷中ですし、水野も離脱となるとSH候補が少なくなってしまいます。
 この時期に離脱者が出るのは仕方のないことだと思いますが、しっかりと穴埋めができるかどうか。


 特にここ数戦は攻撃面を水野の個人突破に頼るところも多かった印象ですので、それ以外の何かをまた考えなければいけない。
 組織的な形が作れれば一番でしょうが、それは望み薄ですから選手の起用法というのも大事になってくるでしょう。
 軸が定まらない中で、結果的にうまくはまる組み合わせが出てくるかどうかに期待といったところでしょうか。



 正直、現状だとプレーオフに出場しても、どこまでやれるのかといったレベルのチーム状況だと思います。
 しかし、プレーオフに出場できないとなれば、早めに来季の体制が組める…と言っても所詮は数週間程度の差。
 ここまで混戦となると最後まで可能性だけは残るかもしれませんから、そうであるのなら最後まで頑張ってほしい。
 最後までやりきれば選手個々もチームとしても言い訳できずに収穫も課題も見えてくる部分があるかもしれませんし、将来のためにも戦い抜いてほしいですね。