読者です 読者をやめる 読者になる 読者になる

森本がスタメン復帰、松田が左SH、北爪が右SBで出場

 2-3で敗れた札幌戦では、森本がスタメンに復帰してペチュニクと2トップ。
 松田が左SHに回って、北爪が右SBでスタメン出場となりました。
 ここ数試合結果が出ていないこともあって、若干メンバーを変更したことになります。


 森本のスタメンは9月27日に行われた第34節大宮戦以来で、10月10日の第36節福岡戦以降は途中出場もなく久々の出場でした。
 松田のSH起用は試合途中からのポジションチェンジはあったものの、スタートからは初めてではないでしょうか。
 北爪のスタメン出場は、6月28日の第20節徳島戦以来で今年4回目。
 徳島戦では金井の出場停止もあっての出場でした。



 森本は積極的に裏を狙う動きを見せ、攻撃のターゲットになっていた印象です。
 PKをもらった裏への飛び出しも、森本の積極的な姿勢からうまれたもの。
 うまく先にボールを触って、PKを誘った印象でした。
 北爪も頻繁に高い位置まで顔を出して、攻撃に絡んでいました。
 2人ともコンディションもよさそうで、それもあっての起用となったのではないでしょうか。


 しかし、基本的には攻撃よりも運動量豊富な選手を使って、守備の改善を図ろうという意図が強かったのではないでしょうか。
 チーム状況が悪い中でまず守備の改善を目指すというのは、一般的な考え方でもあると思います。
 ジェフは井出の負傷もあって、ここ数試合は前線に谷澤、水野、ペチュニクと攻撃に特徴のある選手を多く起用していますが、その分守備面で課題を感じることも少なくありません。


 特に谷澤はスピード不足もあって、守備面で計算しづらいところがあるのでしょう。
 そこで松田を一列下げて、森本を前線に起用した。
 松田も森本も守備で貢献できる選手ですから、守備から試合に入っていこうということだったのではないでしょうか。
 この日はペチュニクも、守備で相手を追おうとする姿勢がかなり強かったと思います。



 札幌は3-5-2の布陣だったこともあり、いつもとは前線の追い方が若干違いました。
 相手3バックのストッパーがボールを持つと、FW2人だけでなく同サイドのSHも前に出ていき、前の3人でプレスをかける。
 相手が同じ3バックでも3-4-3の場合は、相手のシャドーをSBが見るために絞るため、相手のウイングバックはSHが見ることが多くなると思います。


 しかし、相手が3-5-2だとサイドは基本的に一枚なので、SBが相手ウイングバックを見ればいい。
 すると、こちらのSHは余ることになる。
 その分3-5-2は中央に選手が多くなるため、SHが3バックの一角までチェックに行き、逆サイドのSHは中に絞って中央を厚くしようという狙いだったのかもしれません。



 ただ、両SHも積極的に前へプレスをかけていこうという意思は感じ、2トップも良く走っていたと思うのですが、完全には追い切れずプレスははまりきっていなかった。
 単発で積極的に追うことはあっても、連携して同時にプレスをかけていくというような動きはなかなか見られなかったと思います。
 特に最後方でボールを配給していた河合と積極的に下がってくる稲本へのマークは、試合の立ち上がりから空きがちでした。
 その2人にこそ厳しいマークををつけるべきだったのではないかと思いますが、そこから大きな展開を作られて全体的なラインも下がっていった印象です。


 後半からはさらに札幌が圧力をかけて、押し込まれる展開に。
 ジェフがプレスをうまくかけきれていなかったため、札幌は最後方の河合1人でビルドアップができる状況だったと思います。
 そのため後半からは稲本が下がらずに、中盤でパスを供給することが増えていった印象です。


 稲本が中盤でプレーすることが増えたことで、ボランチの相方である宮澤はより前に出ていくことができる。
 宮澤が中盤の高い位置でプレーできるようになったために、その前の小野もより高い位置で攻撃に絡むことができる。
 そうやって、段階的に前への動きが増えていった印象があります。
 ジェフは小野への対応もうまくいかず、ボランチが2人とも小野に釣られてバランスが崩れていた印象もありました。



 これだけ守れて走れる選手を優先して起用しても、大きな守備の改善には結びつかなかったというのがつらいところです。
 福岡に0-1で敗れて大分に2-2で引き分け、そして岐阜にも0-1で敗れて、後がない状況での札幌戦。
 開き直って大きく変われるとしたら、この試合ではないかと思っていたのですが…。
 ともかく、もう残りは3試合しかないですから、あとは最後まで見守るしかない状況ですね。