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森本、6月14日以来となる今季3ゴール目

 森本が京都戦で久々のゴール。
 6月14日の福岡戦以来となる得点で、3月21日に行われた栃木戦でのPKによるゴールと合わせて、今季3ゴール目となりました。
 それでも今季これまで20試合に出場しスタメンが多いことを考えると、まだまだ物足りない結果と言えるのではないでしょうか。



 得点シーンはペチュニクが右サイドの高い位置でボールを奪い、素早くゴール前の松田に展開。
 松田に対しては京都GK清水が飛び出して反応し潰されてしまいますが、そのこぼれ球が森本のところに転がってシュートを放ちゴールを決めたという流れでした。
 ペチュニクがボールを奪った時点で相手DF陣は守備の準備が全くできていませんでしたから、ペチュニクのボール奪取が大きい得点だったと思います。


 左足のダイレクトでゴールを狙っており、位置もペナルティエリア直前といったところである程度の距離のあるシュートだったと思います。
 GKはいない状況だったとはいえ、DFはシュートコースを消そうとする動きをしていたので、簡単なシュートではなかったとも言えます。
 ただ、プロならばあれくらいはしっかりと決めてほしいところだと思いますし、これまでの森本だと外しかねないという思いがあるから、「良く決めた」と思ってしまうところがあるのでしょう。
 実際には森本はあのエリアからの狙い澄ましたシュートは得意で、逆にあのエリアからのシュート以外の得点パターンはあまり想像できないような状況ではないでしょうか。


 森本は天皇杯岐阜戦などを見ても、コンディションは良いのではないかと思います。
 球際でも粘れているし、プレーの反応も素早い。
 昨シーズンも後半から調子を上げてきましたし、もしかしたらこの時期の方が動けるタイプなのかもしれませんね。



 この試合でも感じたのは、やはり松田との相性の良さ。
 先週もお話しした通り、2人とも前にチェイシングにいけるから、相乗効果で前線の守備が効くようになる。
 攻撃においても森本がポストやつなぎの面でサポートし松田が前を向いてプレーがしやすくなるし、2人が前線でターゲットになれることで相手からのマークも分散されることになる。


 そして、2人とも攻守に前への圧力が高いので、アバウトにボールを蹴り込んでもチャンスにしてくれる可能性を感じます。
 京都のDFラインは強さやスピードの面では課題を感じたので、余計に2人のパワー系FWコンビが効果的に作用したという部分もあるのでしょう。
 どんどん前に圧力をかけてこぼれ球を拾うことで、シュートまで持ち込むというシーンがいくつか作れたように思います。



 前半途中に京都のラインが下がったのも、松田の裏を狙ったプレーがあったところから。
 相手DFラインがそれを怖がって、ラインが下がってしまったというところがあったのではないかと思います。
 そこから試合の流れが変わって、その時間帯にゴールが生まれたということになりますね。


 松田の加入はチーム全体だけでなく森本にとって非常に良い効果を与えている印象で、松田がパートナーになったから森本も迷わず前へという姿勢が強まった印象があります。
 チームとして1人1人の役割が明確に作れていない中で、松田のガムシャラな前への姿勢によって前線の動きがはっきりしてきた部分があるということではないでしょうか。
 アバウトに前線に蹴ってチャンスを作ってもらう…という展開は、ロンドン五輪で永井を走らせたのと同じような形ということが言えますね。



 ただ、2人が前に圧力をかけ続けるということで、スタミナ面には不安があった。
 そこで京都戦では59分という比較的早い時間帯に、森本が途中交代ということになったのではないでしょうか。
 相手に押し込まれる時間帯が増えていましたし、主に守備面の改善ということではないかと思うのですが。


 攻守に前へ圧力をかけ続けることを重視するのであれば、3番手のFWはオナイウではなく安ということになるでしょう。
 オナイウは継続的にプレスをかけ続けるという動きは得意ではないし、安の方が体の強さがある。
 そのためにこの試合でオナイウは、ベンチからも外れてしまったということではないかと思います。



 しかし、安は決定的なチャンスを外してしまいました。
 2本目のヘディングシュートはシュートコースも少なく、ボールが若干マイナス気味になっていたので難しかったと思うのですが、1本目は決めてほしかった。
 また、守備においてはラフなプレーが多く、あえてファールをもらいにいって相手ともめる…といった部分も気になりました。


 ただ、やはり体幹の強さはこの試合でも見せてくれたと思いますし、空中戦での体のブレも少ない印象でした。
 接触プレーを怖がらずガツガツとぶつかりに行く姿勢は、今の2トップには必要な部分なのでしょう。
 後はゴールを決めてくれれば…とは思いましたが、そこは他の選手にも言えるところで。
 井出などもこの試合で何度かチャンスがあったと思うのですが、ゴールは遠かったですね。



 基本的にはフィジカル系2トップにボールを当てて、チャンスを作る形が今後も続くのではないでしょうか。
 それだけにこの3人の活躍というのは、重要になってくるのではないかと思います。
 相手チームも2トップへのマークは厳しくなってくるかもしれませんが、ぜひ前からチームを引っ張っていってほしいところではないかと思います。