天皇杯2回戦は岐阜と対戦
先週行われた、天皇杯杯初戦東京国際大戦に勝利したジェフ。
今週末の天皇杯2回戦では、関西学院大との初戦を制した岐阜の対戦することになります。
リーグ戦で7月4日にジェフに1-3で敗れた岐阜は、そこから3連敗。
その後、金沢に引き分け、磐田に勝利と上位勢チーム相手に結果を残しましたが、大宮に0-5で敗れるとそこからまた3連敗と苦しい状況に。
順位も最下位まで降格していました。
しかし、ここ2試合は結果を残しています。
8月23日の栃木戦、雷雨で延期となっていた8月26日の群馬戦は、ともに1-0で勝利。
これで順位を1つ上げ、21位となりました。
特に20位の栃木相手に勝てたことは、今後のJ2残留争いを考えると非常に大きいのではないでしょうか。
以前にもお話しした通り、岐阜は非常にオーソドックスなサッカーをしている印象です。
前にプレスに行ってボールを奪ったらサイドの開いた位置を縦に仕掛けて、最後は難波がゴールを狙うスタイル。
しかし、プレスをかわされると後方には脆さがあり、プレス自体も甘さがあった印象でした。
そのプレスと後方の守備で頑張れるようになって、リーグ戦での2連勝に結び付いたのではないかと思います。
そして、先週末の天皇杯関西学院大では、1-1で迎えた延長後半にレオミネイロがゴールを決めて2-1で勝利。
なお、関西学院大の1点目を決めたのは、元ジェフの太田だったそうです。
これで公式戦3連勝ということになりますから、ジェフとしては油断ならない相手だと思います。
天皇杯初戦も苦労したとはいえ、関西学院大はこの夏の総理大臣杯全日本大学サッカートーナメントで初優勝を遂げた強豪チーム。
簡単に勝てる相手ではなかったのではないかと思います。
ただ、岐阜は群馬戦の代替試合が、先週水曜日に行われました。
過密日程となっている上に、先週末の関西学院大戦では120分戦っている。
何人かの主力選手は休ませたようですが、それでも体力的には厳しい状況なのではないかと思います。
それに加えて、ジェフはホームフクアリで2連戦を迎えることになる。
日程や環境の面では、ジェフの方がかなり有利と言えるのではないでしょうか。
リーグ戦の順位で見てもジェフの方が上ですし、ジェフとしてはしっかりと勝ちたい試合と言えるのではないかと思います。
しかし、若干悩ましいのが、今後の日程ですね。
天皇杯初戦・2回戦はほとんどのJクラブが参加することが確定しているため週末に試合を組むことができたのだと思いますが、それ以降はJクラブ同士で潰し合いとなることもあって、週の中頃に行われることも増えてくると思います。
3回戦以降の日程は発表になっていないものの、どうしても過密日程になってきてしまう。
昨年も天皇杯で勝ち進んでしまったため、シーズン終盤の日程で悩んだところがあったと思います。
山形も勝ち進んでいただけに言い訳にはならないものの、やりづらさはあったのではないでしょうか。
C大阪がFC大阪に敗れたのも恥じるべき部分はあるのかもしれませんが、今後の日程という意味では有利になることもまた事実ですね。
とはいえ、あまり深く考えても仕方のないところではあるのでしょう。
これに勝てば神戸と戦える可能性があるので、一昨年のリベンジ。
そして、高橋峻希との対戦が見られるかもしれません。
天皇杯初戦では、現在の控え組とシーズン序盤組の控え組で構成されたチームで戦ったジェフ。
しかし、主力選手も一週間休んだことになるわけで、この試合ではある程度レギュラー組も出場するのかもしれません。
一方で岐阜は今後の残留争いも考え、主力選手を休ませてくるのか。
それともこれまでの勢いを持続させることを考え、ベストメンバーで挑んでくるのか。
J2同士の対戦ということで新鮮味はないですけど、変にプレッシャーを感じなくて済むという意味では悪くないのかもしれません。
活き活きとしたプレーの見られる、良い試合を見たいところですね。