天皇杯初戦に向けてメンバー考察など
先週ようやく涼しくなってきたと思ったら、今週はむしろ寒さを感じるほどでした。
基本的には気温が下がった方が選手たちはプレーしやすくなるとは思うのですが、急激な温度変化ですし体調管理には気を付けたいとこころです。
応援する側も、風邪などには十分注意していきたいものですね。
今週末からJ2は小休止となり、天皇杯が開催されます。
2週間もJ2が空いて天皇杯が行われるという、珍しい日程となっています。
これは9月上旬に国際Aマッチが行われるため、それに合わせた形ということになるようです。
日本代表は、W杯2次予選とアジア杯予選を兼ねた試合を実施。
9月3日には埼玉でカンボジア代表と。
9月8日にはアウェイでアフガニスタン代表と対戦します。
また、ペチュニクが召集されたスロベニア代表はEURO予選に挑みます。
9月6日にはアウェイでスイス代表戦。
9月9日にはホームでエストニア代表戦が行われるようです。
加えて、安も北朝鮮代表に選出されました。
北朝鮮代表も日本代表と同様に、W杯2次予選兼アジア杯予選に参加。
9月3日にアウェイでバーレーン代表と対戦します。
ペチュニク、安ともに離日は30日ということですから、29日の天皇杯には出場できるかもしれません。
しかし、無理をするところでもないようにも思いますし、どういった判断がされるのか気になりますね。
また幸いにもリーグ戦には影響が出ませんでしたが、それぞれアウェイゲームなどもあって移動の部分なども考えるとコンディションの面が気になるところです。
ペチュニクは前回イングランド代表戦でゴールを決めていますから、チームでの期待も高まっているのではないでしょうか。
安も東アジアカップは怪我のため見送ったようですが、その後ジェフで出場機会がない状況にもかかわらず代表に選ばれているということは、それなりの評価を受けているのではないかと思います。
スイス戦、バーレーン戦はともに重要な試合となるはずですから、ぜひとも活躍を期待したいところです。
関塚監督が就任した昨年は、天皇杯で控え組の選手を使うことも少なくありませんでした。
しかし、昨年の天皇杯初戦となった長野戦では、多くの主力メンバーを起用。
試合は3-2で勝利を挙げています。
昨年も天皇杯初戦は週末に開催されたため、主力組を休ませる必要はないと判断したのではないでしょうか。
それ以降は週の半ばに天皇杯が組まれることが多かったため、選手を休ませることも少なくありませんでした。
今年の場合は2週間もの日程が天皇杯に宛がわれていますので、選手たちの試合感やリズムを考えても大幅なメンバー変更はないかもしれません。
ここまでの試合で疲労が蓄積されている選手、ベテラン選手などは休ませるかもしれませんが、ある程度主力選手は起用されるのではないかと予想します。
それでも試合途中からの出場が多い、栗山、大岩、森本、田中、岡本などはチャンスがあるかもしれませんね。
レギュラーポジションを守り続けているキムやベテランの富澤は、休ませる可能性もあるのでしょうか。
気になるのは、最近出場機会の減っている田代、北爪、水野、町田などに出場機会が回ってくるかどうか。
このあたりは、来季の去就も気になる選手たちということになってくるのかもしれません。
パウリーニョは怪我の状況次第ということになるのでしょうか。
また替えの効かない中村も休ませたい選手ではないかと思うのですが、他に左SB候補があまりいないですし悩ましいところですね。
昨年天皇杯で左SBとしてプレーした佐藤祥も中村の負傷時にも起用されず、レンタル移籍となってしまいました。
中村のバックアップに関しては、来季の課題となるのかもしれません。
もちろん浦田や乾などがトップでも戦えるレベルにまで達してくれれば、それに越したことはないですが。
対戦相手はジェフユースや水戸の監督を務めた、前田秀樹監督率いる東京国際大学ということになりました。
前田監督を招聘し近年サッカー部に力を入れ始めて、成績を伸ばしてきたチームといった印象だったのですが、Wikipediaによると2008年にサッカー部を創立しそれと同時に前田監督を招聘したのだそうです。
そこから順調にステップアップしているということのようですね。
ジェフに限らずですが、日程は言い訳にならない状況ですし、プロチームとして負けられない試合ということになりますね。
逆に各県の代表は当然ジャイアントキリングを狙って、高いモチベーションで天皇杯に臨んでくることでしょう。
一方で受けて立つ側のプロチームはプレッシャーなどもあると思いますし、そこに打ち勝てるかどうか。
そこが天皇杯の見どころということになるのでしょうね。
ジェフはホームフクアリでの試合という大きな後押しもあるわけで、ぜひしっかり結果を残してほしいところだと思います。
それに加えて、試合の中でリーグ戦に向けてのヒントが何かしら見つかるといいですね。