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躍進する金沢をフクアリで迎え撃つ

 ゴールデンウィーク連戦が終わったJ2ですが、上位チームの順位はさらに混戦状態。
 首位の磐田が勝点28で、2〜4位のジェフ、金沢、大宮が勝点27で追う僅差となっています。
 この顔ぶれの中で一際目立つのは、やはりJ2昇格1年目で3位につけている金沢ということになるのではないでしょうか。
 ジェフは今週末、その金沢をホーム・フクアリで迎え撃つことになります。



 現在J2で最少失点数を誇る金沢は、守備力の高さがウリのチームと言うことになるのでしょう。
 4×4のボックスディフェンスを取る形ですが、ボックスディフェンスといっても様々なやり方があると思います。
 縦横をコンパクトに守るスタイルや、人に付く意識が強く個人能力に任せる傾向が強いボックスディフェンスもあると思うのですが、金沢の場合はピッチを等間隔に守る綺麗なボックスを形成している印象です。


 ポジショニングを重視したボックスを作り、パスコースやシュートコースを消し前方は必ず封じながら、ボールホルダーにチェックに行く形ではないかと思います。
 非常に組織力の高いディフェンスが形成されている印象で、チームとして意思疎通ができているためどのような形でボールが入ってきても、慌てず落ち着いて対処できているのではないでしょうか。
 ディフェンスからチームを作っているため、ボールを持たれても冷静に守ることができるのかなと。
 そういった意味で、守備のメンタリティが作れている印象があります。



 落ち着いた守備から、カウンターを仕掛けるスタイル。
 ボール支配率も低いようで、堅守速攻を貫くチームになっていると思います。
 J2でも細かな形は違うものの堅守速攻を目指すチームは少なくないと思いますが、J2に昇格したばかりの金沢がさらにそれを徹底して実施している印象で。
 それによって堅守速攻のチームに対して、「格下の立場である金沢にボールを持たされる状況になったらどうするのか、点を取れる力はあるのか」といったテーマを投げかける格好になっている印象もあります。
 その結果がこの金沢のこの順位ともいえるのかもしれませんし、そう考えるとやはりJ2全体に不甲斐ないところもある気がします。
 もちろん金沢が狙ってそのようなスタンスにあるわけではなく、結果的にそうなっただけではあるのでしょうが。


 ただ、金沢のサッカーを見ていると、守備だけでなく攻撃もしっかりと組織立ったものを作れている印象があります。
 カウンター時には前でタメてドリブラーに仕掛けさせる形を作ったり、多くの選手が攻撃に絡み連動した攻撃でチャンスを作ったり。
 そして、パスをつないで崩す形を見ても、チームとしての明確な意図を感じます。


 相手のMFラインとDFラインの間を取ってパスを受ける形から、そこをポイントにして近くの選手が飛び出していってチャンスを作る。
 中盤でトライアングルを作ってテンポよくパスをつなげており、サイドだけでなく中央の厳しいエリアも使えているため決定機に直結しやすい。
 相手の間を取りながらワンタッチで斜めのパスを使うことで、良い形で仕掛ける選手を作り上げることができている印象で、攻撃に組織力の高さ、意図の明確さを感じる部分があります。
 単純なカウンターだけではないチームといった印象です。



 戦力的には決して豊富とは言えないと思うのですが、それを組織力で補っているチームと言えるのではないでしょうか。
 首位争いをしている磐田、ジェフ、大宮と比べても、予算面などにおいては大きな差があるのだろうと思いますし。
 フルシーズンを通してとなるとクラブとしての体力なども重要になってくると思いますが、金沢がどこまで上位争いに食いついていけるのかという点は今後におけるJ2の大きな見どころの1つと言えるのではないでしょうか。




 対するジェフは、今週ブログで取り上げてきた通り、ゴールデンウィーク中に試行錯誤を繰り返してきた印象があります。
 高さはないけれどパスはつなげる町田を使うのか。
 今までの強みを継続したサイドからの展開を追求するのか。
 サイドからの攻撃を中心にやっていくとして、攻撃が左サイドばかりになってしまう問題をどのように解消するのか…。


 それらの回答をどのように出していくかが、今後注目されるのではないでしょうか。
 連戦中は選手たちのコンディションを加味してメンバーを入れ替えた面もあったかもしれませんが、連戦が終わった今は連戦でやってきたことを精査して、チームとしての形を再び考えていかなければいけない状況なのではないかと思います。
 個人的な印象としては連戦でやり方を変えていったのも前向きな"チームの進化"と言うよりは、2連敗で見られた課題を改善するためのものだったのではないかと思いますし、その課題解決における答えはまだ見つかっていないようにも感じます。


 そう考えるとハイプレスにより戦い方が"はまっていた"シーズン序盤ほど、安心して見ていられるような状況ではなくなったのかなとも思わなくもありません。
 今シーズンのチームの真価を問われるのは、ここからなのかもしれませんね。
 そういった苦労を乗り越えてこそのチーム作りであり、サッカーの楽しさでもあると思うので、ここからの変化を期待したいところではないかと思い暗す。



 さて、ブログに関してですが、私用により来週、再来週は月曜朝に更新できないかもしれません。
 それ以降も日曜のナイトゲームが増えていくので、月曜朝の更新は諦めようかなとも思わなくもなかったりします…。
 今更な印象もありますが(笑)、ここ最近は試合直後の更新タイミングが不定期にになっていますので、これを機に変えてもいいのかなと。
 実際に日曜ナイトゲーム後は、毎回時間が厳しいんですよね。
 もし朝更新できなくてもなるべく月曜中にアップしたいと思いますので、ご了承ください。


 さらに個人的な話というか宣伝になりますが、私が運営に参加している精神障害者バスケの大会が、今年12月に開催されることが正式に発表されました。
 東京オリンピックパラリンピックの開催が決まり、障害者スポーツへの注目度が急速に高まっている状況で、一昨日行われたバスケリーグ統合を目指すタスクフォースの会議でも障害者バスケの振興が取り上げられていました。
 今後盛り上がっていく可能性は十分あると思いますし(その分我々はより一層努力をしていかなければいけませんが)、少しでも興味がある方はぜひご参加・ご観戦下さい。
 千葉ポートアリーナにて、12月27日(日)の開催です。
 詳細に関しては、日本ドリームバスケットボール協会の公式サイトをご覧ください。