新体制発表会のレポートや背番号、補強ポイントなどなど

2015新体制発表会見レポート（ジェフ公式サイト）

　今年はJ's GOALでの新体制発表会のレポートもないようで、ジェフの議事録待ちの状態だったのですが、昨日アップされました。
　J's GOALはキャンプレポートなどもなくなりましたし、徐々に縮小化傾向にあるのでしょうか。
　昔は代表関係の取材も積極的に行っており、幅広い活動をしていた印象なのですが。

　議事録を読む限りだと、コーチ陣や加入選手の発表などがメインで、運営面や経営面等々に関してはあまり触れられていな印象です。
　この後サポコミがあったのではないかと思うのですが、サポコミの議事録は別にアップしてくれるのでしょうか。
　気になるのはやはり島田社長、斉藤TD、関塚監督が揃って、今年のJ1昇格を強く宣言していること。　

　昨年はそういった話はなく、土台作りをしていくことを何度も話していた印象が強いのですが、その後その方向性は変わったということなのか。
　昨シーズン途中に監督交代が行われたことからしても、その時点で親会社などから即時結果を求める動きがあったということなのでしょうか。
　その分多額の資金を出して頂けるのであれば成り立つとも思うのですけど、今オフの補強を見るとそこまでやりたい放題出来ているわけではないというのが難しいところで…。
　何事もそうだと思いますが、ノルマを科すのであれば置かれた状況を理解した上で、それに合わせたものを提示しなければ。
　まぁ、フロントに関しては親会社やスポンサーなどの手前、こういわなければいけなかったという部分もあるかもしれませんし、実際のところは今季の体制にどれだけの手応えがあるのかは分からないかもしれませんが。

　さて、新体制発表会では、その他の様々な情報も公開になりました。
　例年通り新しいユニフォームも発表。
　デザインはこちらなどでチェックできます。
　ファッションセンスなどない自分ですが、あくまでも個人的な意見としてはちょっとごちゃごちゃとしすぎているのでは…というのが正直な感想です。
　自分としてはシンプルなデザインの方が好きなので、近年のデザインはどうなのかなぁという印象が強いのですが。

　同じKappaでも海外のユニフォームや札幌のユニフォームは、毎年シンプルでかっこいいイメージがあるのですけどね。
　とはいえ、ユニフォームは本来普段着ではないですし、ピッチ上などで目立つことも重要なのでしょう。
　個性的なことが大事ともいえるのでしょうし、あえてそれを狙っているということなのかもしれません。

　続いて背番号について。
　こちらによると、若い番号では田代が3番、北爪が4番、パウリーニョが5番。
　森本が11から9に移って、ペチュニクが11番になっています。
　金井は13番、町田は14番となっており、水野は新人の時に付けていた29番になっています。

　29番はジェフの出世番号と言われていたことがあり、古くは阿部、勇人などが付けていました。
　最近では青木孝太、益山、栗山などが付けてお期待枠ということになっていたわけですが、今年は初心に帰って水野がこの番号を付けるということなのでしょう。
　昨年頑張ったキムは、20番のままなんですね。
　本人の希望ならそれでいいと思いますが、てっきり4番か5番あたりをあげるのかと思っていました…。

　田代は「いつか付けたかった」と話していた憧れの存在、松田直樹の背番号3を付けることになりました。
　昨年の活躍から考えると非常に重い意味のある番号ということになると思いますが、CBが少ない状況になりましたので田代にかかるものはより一層強くなるという事なのでしょう。
　松田のようにもっと自分を主張して、チームを引っ張って行ってほしいところではないかと思います。

　一方で背番号14となった町田は、子供の頃から小野伸二が好きだったという話があり、背番号8を望んでいるのではないでしょうか。
　町田の父親は浦和の少年サッカーで有名な指導者であり、ルーツは浦和にあるということなのでしょう。
　それぞれ憧れの選手を目指して頑張ってきたことになるわけですが、出来ればそういった憧れの存在をジェフで育て上げて「ジェフであの番号を付けたい」といってくれる選手が出てくることを期待したいですね。

　10番、18番が空いているということで、前目の選手の補強が今後あるかもしれないということでしょうか。
　しかし、少し気になるのは10番をつけていた兵働も、18番をつけていた戸島も移籍が発表になったのは近日だったことで、土壇場で移籍が決まってしまったからその背番号が空いてしまったなんて可能性もあり得るのかな…と思わなくもありません。
　もしそうだったのであれば、ジェフは今オフの動きでかなり後手に回っていたことになるわけですが。

　今後の補強を考えるとすれば、CFに関しては単純に人数が足りないので若くて勢いのあるCFをレンタルで補強する形でもいいのではないかと思います。
　それよりも個人的にはレギュラーを狙えレベルのCBを補強する方が重要ではないかと思うのですが、そちらの背番号は良い空き番がないのですね。
　3番に移った田代の付けていた15番が空いていることにはなりますし、背番号が全てというわけではないのでしょうが、少なくとも大物CBを補強するという流れは期待できない状況なのかなとも思います。

　ジェフの公式サイトで公開された配布資料を読むと、「アタッカー、ボランチ、サイドバックをポイントと考え補強した」と書かれています。
　報道の内容からしてジェフが山村獲得に動いていたのは事実ではないかと思うのですが、実際には山村獲得に失敗したためCBのことは言えなかった可能性もあるかもしれません。
　中途半端な補強をするよりは既存の選手に期待したいという気持ちも分からなくはないですが、それでももう1人程度は田代や大岩と争えるようなCBが欲しいところだったのではないでしょうか。

　スローガンは『一意専心』とのこと。
　昨年シーズン中に監督を変え責任を押し付けた感のあるジェフがその言葉を…と思わなくもないですが、良い言葉だと思います。
　言葉として掲げるのではなく、それを成し遂げるためにどのような努力をしていくかが重要になってきますね。