町田へレンタル移籍のDF栗山が復帰 山口智は京都へ?
栗山直樹選手の期限付き移籍満了について(ジェフ公式サイト)
パソコンの調子が悪いことも影響して、取り上げるのが1日遅れてしまいました。
現在はJ3所属の町田にレンタル移籍していた栗山が、ジェフに復帰することが発表されました。
栗山は昨年専修大学からジェフに入団。
今年8月1日から、町田にレンタル移籍していました。
しかし、町田公式サイトの発表によると、9月8日のトレーニング中に負傷。
右膝十字靭帯損傷ということで、戦線を離脱します。
全治に関しては書かれておらず、十字靭帯といっても損傷ですからどれほど怪我かまではわかりませんでしたが、やはり大きな怪我だったようで。
今回のコメントにも「怪我からのスタート」とあるように、現在もリハビリ中のようですね。
8月から町田に移籍した栗山ですが、怪我までの1か月間も公式戦での出場機会はありませんでした。
ベンチ入りの機会もなかったはずで、即戦力として期待されてのレンタル移籍というよりも、文字通り「武者修行」といった意味合いが強かったのではないでしょうか。
ジェフには山口智、キム、大岩、竹内、田代といったCB候補がいたために、シーズン後半も出番は難しいと判断されたのかもしれません。
なかなか途中出場からチャンスがあるポジションでもないですし、それならば他クラブを経験させた方がいいというジェフ側の判断か、本人の意向などがあったのではないかと推測します。
しかし、来季は智が契約満了で退団。
竹内の名古屋への移籍も報じられましたし、ジェフはCBの層が薄くなる可能性があります。
鹿島DF山村の補強も報じられていますが、いくらある程度の実績がある選手だとしても移籍先で戦力になるかどうかまでは、予測しにくい部分があるはずです。
栗山に限らずですがジェフに残る他のCB候補にも、より一層奮起してもらわなければなりません。
また、智の契約満了に続き、竹内も移籍ということになるのであれば、ベテラン二人が退団することになります。
クラブとして世代交代をしていきたいという思いの表れなのかもしれませんし、そうなれば栗山のような若い選手には今まで以上に期待が高まるはずです。
今後の補強動向も非常に気になるところではありますが、栗山にも昨年、今年以上に公式戦出場のチャンスが近づく可能性もあるかもしれません。
ただ、一方で栗山も来年でプロ入り3年目。
Jリーグでは4年目以降C契約としては選手と契約できないため、3年目が1つの節目と考えられることが多いですから、栗山にとっては勝負の年ということになるでしょう。
来年戦力として計算できる選手であることを証明するため、アピールをしていかなければなりません。
もちろん来季も怪我が治ればレンタル移籍となる可能性なども、ありえるのかもしれませんが。
とにもかくにも、まずはしっかりと怪我を治すことが先決ですね。
栗山はジェフ加入1年前の夏にも左膝前十字靭帯断裂の大怪我を負い、ジェフ入団時にはリハビリからスタートしていました。
今回も同じような形となってしまいましたが、こういった経験も将来どこかで役に立つかもしれません。
今は辛い時期かもしれませんが、復帰を目指して頑張ってほしいですね。
一方、ジェフからの契約満了が発表となっている山口智は、京都移籍の報道が出てきました。
J2千葉を退団した元日本代表DF山口智(36)が、J2京都に加入することが24日、決定的になった。
(中略)
京都ではG大阪時代の同僚で今季のJ2得点王のFW大黒らとともに、10年以来となるJ1復帰を目指す。(報知)
京都移籍となれば、ベテランながらも昨年J2得点王となった大黒とまた一緒に戦うことになるのですね。
しかし、キム・ナミル獲得の報道もあり、かなりベテランが多くなりそうです。
今季3年連続のプレーオフ進出に失敗した京都は川勝監督が退団し、元神戸の和田監督が就任。
元ジェフの祖母井氏もGMから離れ、育成部・普及部アドバイザーとなっています。
もともと祖母井氏はジェフでも育成担当でしたし、普及活動を積極的に行う方でしたしね。
しかし、祖母井氏がGMでなくなりジェフとの関係も薄くなるかと思っていたのですが、智が移籍することになろうとは。
バヤリッツァあたりとかぶる気もするのですが、GM交代もあって意向が変わっていくということなのでしょうか。
ベテランが増えることにもそういった部分が出ているのかもしれませんね。
直接のライバルになる可能性があるチームですが、智の行き先が決まるのであればよかったと思います。
また、スポニチには川崎GK杉山が清水に移籍するという報道も。
今季の川崎は杉山と西部が正守護神の座を争っていました。
その1人が移籍となり、34歳のベテラン西部が残るということになると、ますます高木の行方が気になりますね。
ジェフに残ってほしい一方で、もしダメだった場合もしっかりと考えておかなければいけない状況になってきたように思います。