現在の順位とプレーオフ出場権を目指して


       勝点 得失点差
1位 湘南   89   +54
2位 松本   71   +26
3位 磐田   63   +14
4位 北九州  61   +4
5位 千葉   58   +9
6位 山形   55   +11
7位 岡山   54   +1
8位 大分   54   -4
9位 札幌   52   +2
10位 京都   51   +3
 現時点でのJ2上位の成績です。
 今季は湘南が独走しJ2最速で昇格を決め、前節にはJ2優勝が決定しました。
 J1でどこまでやれるのかが注目ですが、シーズン後半からは明らかに前半ほどの出来ではなく成績も落ちていましたし、シーズン途中から調子を落とす傾向は一昨年昇格した時の湘南にも見られました。
 その後のJ1では、かなり苦しい1年となってしまいましたし、そこからの違いが見せられるかどうかが求められるところなのでしょうね。


 2位の松本も折り返し地点から引き分けが増えてきて勝ち点を伸ばせていませんが、それでも3位との勝点差8は残り5試合ということを考えると大きいでしょう。
 3位以降は徐々に差が出来つつありますが、それでもまだまだ混戦と言えると思います。



 3連勝で順位を上げてきたジェフですが、まだ油断できる状況ではありません。
 昨年も残り5試合のところでは勝点61で順位も4位でしたが、それ以降苦しんだわけで、今の勢いを維持できるかどうかが大事になってきます。
 プレーオフ圏内の順位に関しては、個人的にはさほど気にすることはないのではないかと思っています。


 J1昇格プレーオフが導入された1年目の2012年も6位の大分が昇格しましたし、昨年も4位の徳島が昇格しています。
 もちろん引き分けでもOKというレギュレーションは、数字上は非常に大きいものだと思いますが、精神的には逆に油断を与えてしまうなどのデメリットもあるかもしれない。
 実際にジェフは一昨年それで大分にやられた印象もありますし、あまり気にしない方がいいのかもしれません。



 ただ、今年これまでと違うのは、J1ライセンスのない北九州が4位に付けていることですね。
 このままプレーオフ圏内にいれば3位は、初戦がなくなります。
 特に天皇杯準決勝も抱えているジェフとしては、過密日程を回避できるというメリットも大きくなります。
 しかし、一方でいきなりプレーオフ決勝という、大きなプレッシャーのかかる試合に挑む難しさというのも考えられるのではないかとも思わなくもありません。


 その他にも初戦をホームで戦えるというメリットもありますが、そのあたりも気にし過ぎた方が負けのような気がします。
 それよりも何もりも一番は良い準備をして、万全のコンディションでプレーオフに臨めるかどうかが短期決戦においては非常に大事になってくるでしょう。
 ジェフは監督が変わったとはいえ、2度もプレーオフを経験しているわけですし、それを優位に考えてしっかりとプレーオフにチームを持っていくことが大事ではないかともいます。
 そのためにも、まずはプレーオフ圏内に留まることが大事ですね。



10/26(日)  群馬(18位) 正田スタ
11/1(土)  磐田(3位) フクアリ
11/9(日)  松本(2位) 松本
11/15(土)  富山(22位) フクアリ
11/23(日)  讃岐(21位) 丸亀
 ジェフの残り試合と対戦相手の順位に関して。
 残り2節の相手が、下位チームということになります。
 特に最終節は残留争いに巻き込まれる可能性も否定はできませんが、すでに決着がついている可能性も十分にあり得ます。


 順位で相手を見るのは危険な可能性もありますが、基本的にはやはり磐田、松本との連戦がジェフにとって難しい試合と判断されるところでしょう。
 それを考えると、群馬戦はアウェイとはいえしっかりと勝点を稼ぎたい試合ということになります。



 群馬は9月下旬に3連勝し調子を上げていましたが、10月に入ってからは1勝1敗1分。
 一時の勢いは落ちているように見えます。
 今季のJ2はこのように一時期勢いで連勝するものの、すぐに調子を落としてしまうチームが多いような気がします。


 前節福岡戦も1-1で引分けましたが、前半6分に先制した後は押し込まれた時間帯も長かった印象です。
 比較的ラインを保って守る印象があるので、ジェフとしてはそのまま行けば裏を取りやすい相手ではないかと思います。
 ジェフにとってはがっつりと引いて守られる方が嫌だと思うのですが、ここ数試合は前に出てきてくれるので助かっている面も大きいのではないでしょうか。
 群馬が特別なジェフ対策を敷いてくるのかも気になるところです。



 群馬では前々節元ジェフの青木孝太が200試合出場を達成。
 昨年末一度は契約満了となりましたが、再契約となった今シーズン。
 しっかりと戦力として戦えていると思います。


 ジェフでは大きな活躍とはいきませんでしたが、それでも他チームにいって頑張っている選手がいる。
 孝太は「お世話になった人たちに感謝を伝える意味でも良いプレーをみせたい」と話しているそうですし、そういった人たちの気持ちも込めて昇格争いをしていけるかどうか。
 意外とそういったところが、最後に大事になってきたりするのかもしれません。


 ともかく大事な2連戦の前に、良い試合が出来るかどうか。
 まずはそこに注目ですね。