今週末はF1日本GP 放送予定と見どころ
今週末いよいよF1日本GPが開幕します。
今年はトヨタ、ホンダ、ブリヂストンの撤退もあって、3年間行われてこなかった地上波放送も復活。
来年度ホンダがF1に復帰することもあり、テレビスポンサーが付いたのではないかと思います。
この反応を見て来年の放送が決まるということでしょうか。
地上波では、10月5日(日)24時40分から2時間の放送となるそうです。
予選の放送がないのはちょっと残念。
また、BSフジでは予選が4日(土)19時〜20時、決勝が5日(日)19時〜20時50分とゴールデンタイムに放送されます。
CSのフジテレビNEXTでは通常通り全セッションを生中継するだけでなく、土曜の夜には前夜祭、日曜には決勝前のドライバーズパレードも中継。
加えて2日(木)から4日(土)にかけて、毎日19時30分からF1GPニュースを放送するなど、今年も気合の入ったスケジュールになっています。
レースの見どころは、まずチャンピオンシップ争い。
今年はメルセデスの独走状態となっていますが、チームメイト同士の争いは非常に熾烈になっています。
シーズン序盤、トラブルなどもあって波にの切れなかったルイス・ハミルトンですが、中盤から巻き返しついに前戦シンガポールでニコ・ロズベルグを上回りました。
ロズベルグはチャンピオン経験がないこともあってか、ここ数レースではプレッシャーを感じている様子も見られましたし、このままハミルトンが波に乗り切るのか。
しかし、両者のポイント差は5レース残してたったの「3」と、まだまだどちらに転ぶかわからない状況です。
メルセデスの独走状態というのは、F1ファンとしては歓迎しがたいところがありますが、2番手以降は接戦でレースごとに状況が変わってます。
ポイントランキングで見ると3位にはレッドブルのダニエル・リカルドがつけており、メルセデスの2台を除くと今季唯一のウィナーでもあります。
オフに王者レッドブルに移籍した際は能力に疑問符を付けられていたのですが、昨年まで4年連続チャンピオンだったチームメイトのセバスチャン・ベッテルを上回る成績を見せ、今季のサプライズの1つとなっています。
前レースはベッテルが今季初めての2位に付けましたし、今週末は得意の鈴鹿。
空力が武器のマシンで、レッドブルの2台がどこまでメルセデスを追えるのかにも注目です。
チャンピオンシップ4位には、現役トップドライバーと名高いフェラーリのフェルナンド・アロンソ。
しかし、名門フェラーリは低迷が続いており、アロンソも来季は移籍のうわさが絶えない微妙な状況に。
5位にはベッテルが続き、6位にはウィリアムズのバルテリ・ボッタスがつけています。
ボッタスも25歳とまだ若いドライバーですが、今季加入したベテランフェリペ・マッサを超える活躍を見せており、今後が楽しみなドライバーの1人です。
下位争いでは日本人ドライバーの小林可夢偉に注目でしょう。
所属チームの経営難で一度はシートから外されますが、復帰すると意地を見せています。
ライバルであるマルシャ勢を上回る走りを見せ、結果的に評価を高めたことになるのではないでしょうか。
マシンは厳しい状況ですが、鈴鹿でも最大限の活躍を期待したいところ。
まぁ、まずは無事参戦できるかどうかですね。
ポイント争いなども気になりますが、一番の見どころは鈴鹿サーキットと言えるのかもしれません。
多くのF1ドライバーが、テクニカルでチャレンジングなサーキットと高く評価されている鈴鹿。
リズミカルに攻略しなければいけないS字、遠心力のかかるスプーン、高速コーナーである130Rからの飛び込み…。
オールドサーキットでコース幅が狭く、抜きどころが難しいといった点もありますが、すべてをまとめるのは非常に難しい難易度の高いレイアウトになっています。
その鈴鹿をどうドライバーが攻略していくのか。
ドライバーの腕がはっきりと表れるF1GPでも数少ないサーキットだと思いますし、そこに注目するだけでも楽しめると思います。
日本関係での参戦予定は可夢偉だけと今年も少し寂しい状況ですけど、是非盛り上がってほしいところだと思います。