ケンペス、谷澤、キムを欠いての長崎戦
昨日のエントリーに関して多くの反応いただき、ありがとうございました。
文末にも書いたように、複雑な思いを抱えつつも今後もジェフに関しては見守っていきたいと思います。
毎日ブログを書いているからこそ、見逃せない違和感があったというか…。
ブログをやっていなければ、例え今のジェフに違和感があったとしてもやり過ごせていたのかもしれません。
しかし、文章にしなければいけないことによって、自分の考えを整理する機会が得られることになります。
順序立てて自分の考えを整理していった結果として、あのような文章に至ったというのが1つ。
もう1つは、毎日のようにジェフに関してブログを書いているわけで、常にジェフの現状を直視しなければいけない。
そうなってくると、どうしても自分の考えに嘘をつきながら…あるいは自分を騙しながら書き続けるというのは無理が生じてしまう。
毎日良いと思わないもの「良い」と言い続けるのはモチベーションにおいてかなり難しいものがあるし、文章も面白い物にはならないですしね。
結果、ブログを書き続けていることによって、ジェフとサッカーに対して、素直になれている部分があるということになると思います。
さて、今週は23日(水)にJ1の試合が開催され、27日(日)にJ1が行われるために、J2は26日の土曜日開催となります。
一方のJ2は来週の水曜日30日に、次節の試合が組まれています。
ジェフはホーム・フクアリで長崎を迎え撃つこととなり、水曜日もホーム開催。
真夏の連戦をホームで消化できるというのは、ありがたいですね。
ジェフは長崎戦においてケンペス、谷澤、キムが出場停止。
ケンペスに至っては2試合に出場停止と言うことになりますから、代わりに出場する選手が非常に重要ということになってきます。
注目はジャイールでしょうか。
以前にも話した通り、DFラインの裏を取れる時はいいものの、パスワークで崩す形は失いつつありますから、表で受けて打開する選手が必要。
ケンペスの場合はパワーで相手を上回れますが、ジャイールはテクニックによるドリブル突破でそれを果たすと。
以前ジェフでプレーしていた時のジャイールはサイドで使われていましたが、FWの一角で使われるのではないでしょうか。
関塚監督が就任してからの2試合でも、2トップのケンペスと森本がどちらかが守備をしている間、どちらかがサボるといった関係になっていましたから、ジャイールもそういった形になるのではないかと。
もちろん起用されるほど、コンディションが整っているかどうかというのが大事ですけどね。
3人の選手が出場停止となり、逆風となる形ではありますが、追い風となるのが対戦相手長崎の状況。
長崎は天皇杯含むとこれまで4連敗となっており、公式戦でも6試合勝ち星なしとなっています。
順位も現在15位とズルズルと後退している状況です。
長崎は昨年J1チームからレンタルで若く有望な選手を集めて成功を収めた印象ですが、今年はシーズンが開幕してから深井、スティッペなどを補強しクラブとして若干ぶれている気がしないでもありません。
まぁ、J1からのレンタルだけでは限界が来てしまったとも捉えられなくもないのかなと思わなくもありませんが。
長崎は前節松本と対戦。
両チームロングボール主体のチームで、評価の難しい試合だったように思います。
長崎はロングボールとサイド攻撃からチャンスを作っていたシーンもありましたが、最後は雑なプレーも多かった印象です。
松本戦では全体のラインが高めで、裏を取られるシーンも目立っていました。
裏狙いの増えたジェフとしてはここが1つのねらい目ということになるでしょう。
高温やアウェイゲームであること、ジェフ対策などを考慮して、引いて守られた時の方がやりにくいのではないかと思いますが。
一方、天皇杯含めると、ここ3試合勝利を収めているジェフ。
一番の要因はコンディションの良さでしょう。
ここにきて選手たちの状態が上がってきている…というか、相手とのコンディションの差で勝っている印象です。
大分にしろ、長野にしろ、栃木にしろ、選手たちが動けておらず、状態の良さで大きく勝っている印象です。
だからこそ、少し心配なのは栃木戦で森本が後半の早い段階で、大きく失速してしまったことです。
状態が良くなってきているとはいえ、まだスタミナ面では課題があるということなのでしょうか。
現在のジェフは中盤の兵働を中心に、FWにボールをシンプルに預けるサッカーをしているわけですから、兵働とFWの出来が攻撃に直結するといっても過言ではないと思います。
それだけに森本の状態は非常に大事で、実際に栃木戦後半は守備的に戦った面もあったとはいえ、カウンターでキレがなかった。
それも森本の失速というのが、大きな要因になっていたように思います。
長崎戦ではそれに加えてケンペスも不在なわけですから、森本の相方がどうなるかといった問題もありますが、森本がカギを握ることになるかもしれませんね。
大分戦、長野戦でも森本のコンディションの良さで得点を奪ったところは大きかったですから、どこまで森本が調子をキープできるか。
今週から気温も非常に高くなってきましたし、森本、兵働、ケンペスといった関塚監督のサッカーでかかる部分の大きい選手たちがどれだけもつのか。
持たなかった場合に新たな選手が現れてくるか…という部分が、チームにおいて極めて重要になってくるのではないでしょうか。