オーストリアGP優勝はロズベルグ ケータハムは売却決定
実に11年ぶりのグランプリとなったオーストリア。
名前もA1リンクからレッドブルリンクとなりましたが、コースレイアウトは大きく変わらず。
やはりオールドサーキットはコース幅も狭く、バトルも増えてなかなか面白かったと思います。
予選ではメルセデスのルイス・ハミルトンが最終アタックでスピンした結果、イエローフラッグが出てしまいました。
その影響もあって、ポールポジションはウィリアムズのフェリペ・マッサ、2位もチームメイトのバルテッリ・ボッタスという意外な結果となります。
ただ、ウィリアムズはフリー走行でも好調で、レースペースでも思ったよりは戦えていた思います。
けれども、やはり地力ではメルセデスの方が一歩上手。
ウィリアムズがコンサバティブはピット戦略で戦ったこともあって、結局優勝ニコ・ロズベルグ、2位ハミルトンの1-2フィニッシュになってしまいました。
3位にボッタス、4位にマッサ、5位にはフェラーリのフェルナンド・アロンソ、6位にはフォース・インディアのセルジオ・ペレスが入りました。
レース自体は面白く、ボッタス、ペレス、アロンソなど上位2人の頑張りも良かったと思うのですが、リザルトで見るとまたつまらない結果になってしまったかなと…(笑)
逆に言うとここまでいろいろあってもやはりメルセデスなのか…といった印象で。
前回カナダではトラブルもあってメルセデスが優勝を逃したので、現状だとメルセデスの自滅待ちということになってしまいますね。
今週末はイギリスGP。
メルセデス有利は変わらないと思いますが、何か流れが変わるきっかけが見られるといいですね。
なお、小林可夢偉が所属すケータハムの売却がつい先ほど正式に決まりました。
しかし、買収したのはスイスと中東のコンソーシアムで、元HRT代表のコリン・コレスのアドバイスを受け、元オランダ人F1ドライバーのクリスチャン・アルバースがチーム代表にするという何とも取り留めのないチームで、具体的にどのようなチームになるのかはわかりづらい状況です。
しかも、コリン・コレスは、ルーマニアのフォルツァ・ロッサというチームの新規F1参戦を狙っている状況でした。
クリスチャン・アルバースの名前も、ここにきて突然出てきた印象が強いですね。
ケータハムのチーム名は変わらないようで、ドライバーもこのままいくのではないかという報道がありましたが、それも現状でははっきりしないようです。
ケータハムの状況があまりにも良くなったので、これが刺激になれば…とも思わなくもないですが、これでトニー・フェルナンデスという大きなバックアップもなくなるでしょうし、買収先もはっきりしませんから続報を期待したいところです。