コロンビアに1-4で敗れGL敗退

 速報的な形で、本来は明るいニュースを取り上げたかったのですが…。
 コートジボワール戦は動きが悪く準備の大切さを再確認し、ギリシャ戦で戦術的な問題を感じ、そしてコロンビア戦では力の差が見られてしまったかなぁと。
 もちろんここまでの大差になってしまったのは、勝たなければいけない日本代表の立場というのはあったのでしょうが、それにしても。



 前半からコロンビアの縦への力強い持ち上がりに苦しんでいた日本代表。
 それでも、4-1-4-1の相手に日本代表のボランチのところで前を取って、チャンスを作れていたと思います。
 青山から大久保へのシンプルな裏への狙い。
 今更それなのか、しかも2人ともこのチームでは新参者なのに、そこ頼りなのか。
 逆に言えば日本代表の層の厚さも増したようには感じたのですが。


 けれども、そこから先がうまくいかなかった。
 大久保にボールを出た時のフォローや連動した動きは少なかったように思いますし、これをやるならもっと早くから…とつい思ってしまいました。
 それと選手たちからの焦りや自信のなさのようなものも感じ、なかなか前線のバランスがうまく作れなかったように思います。


 そして、守備では相手のドリブルを警戒しすぎて、ボールに寄り過ぎ、その裏を取られるというパターンが多発していました。
 攻撃的に行きたいのはわかる。
 けれども、リスクケアをできていたようには思えず、組織的に守れずにいました。
 攻守にミスも多く、ピッチの問題もあったのかもしれませんが、精神的な部分も影響が大きかったように思います。



 コロンビアは個々での仕掛けに優れていて、そこにやられてしまったとも言えるでしょう。
 しかし、それに対して日本が組織的に守れなかった、攻撃でも連携して戦えなかったというのはやはり非常に残念な部分です。
 まぁ、このチームへの評価というのはある程度前の2試合で出ていたと思いますし、この試合は奇跡を信じて戦い多少無茶をしたという部分もあるのでしょう。
 そこで完全にボロが出てしまったのかなと。


 監督の総括などは後日するとしますが、ひとまずはお疲れ様でした。
 最後に岡崎がゴールを決められたのは、ちょっと救われたのかなとも思わなくもないですね。
 もちろん、もっと報われてほしい選手もいたとは思いますが、このチームで頑張り続けた選手の1人でしたし…。